【高校ラグビー】関商工、逆転勝ちで9大会ぶり3回戦進出 後半に各務陽向が勝ち越しトライ
<全国高校ラグビー大会:関商工24-14東海大静岡翔洋>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場 関商工(岐阜)が東海大静岡翔洋を逆転で下し、9大会ぶりの3回戦進出を決めた。 前半に14点を先行されたが、すぐに反撃。17分にCTB渡辺仁貴(3年)が中央へ飛び込みトライ。ゴールも成功させて7点差に詰め寄る。 後半も流れをつかむ。4分にフェーズを重ねてFL萩原寛登(3年)のトライとゴールが決まり同点。さらに直後の9分には敵陣へと攻め込み、22メートルライン内側からのラインアウトから前進する。最後は主将のNO8各務陽向(3年)が勝ち越しトライとゴール成功で、この試合初めてリードを奪う。20分にはここまでゴールキックをすべて成功させているゲームキャプテンのFB堀元喜(3年)が敵陣22メートルライン付近右中間寄りからのペナルティーゴールを成功させてリードを10点に広げる。 後半は攻守ともにかみあって、逆転勝ち。各務は勝ち越しトライの場面を「自分は2年生から手術でやれていなかった。1年間は流れを意識してアタックしてきた。流れを変えるプレーが多く出て良かったかな」と振り返った。 吉田英生監督の49回目の誕生日でもある1月1日の3回戦へと駒を進めた。吉田監督自身も「正月を迎えるのは目標でもあった。選手も監督と正月を迎えるぞと言っていたし、こちらも思いとしてはあった」とホットした表情を浮かべた。 次戦の相手はAシードの石見智翠館(島根)。各務は「(1月1日の監督の)誕生日も勝利をプレゼントできたら」と見据えた。【林亮佑】