【次に見られるのは2036年】チャンスは12年に一度のお宝を拝観「冬ハイキング満喫ルート」<大阪・四条畷>
■12年に一度しか見れない龍尾寺の寺宝「龍尾」を拝観
この伝説にある「龍尾」は、龍尾寺の宝として大切に祀られていますが、この寺宝は12年に一度「辰年」に一般公開されます。寺宝の「龍尾」は、龍伝説と深く結びついている歴史的・文化的価値の高い展示物で、ガラスケースに保管されています。 龍尾は、黒くてイボイボのあるヒモ状の物体で、木にぐるぐると巻き付いており、伸ばすと約1mにもなるそうです。この正体不明の謎めいた特徴も、見る人の興味をそそる要素となっていて。昭和36年に日本の有名な生物学者3名が鑑定しましたが、「生物のミイラには違いないが、これがなんであるかは不明」という鑑定結果であったとされています。 龍尾はもちろん、本堂内の撮影は禁止されています。公開は今月の15日まででしたが、画像検索するとヒットしますので、ぜひ一度ご覧ください。
■権現の滝から飯盛山山頂へ
龍尾寺を離れたら、権現川沿いに少し歩き、次は龍伝説つながりの「権現の滝」を目指します。権現の滝は生駒山系を代表する滝の1つ。高さ15mの滝で、八大龍王の姿を現すと伝えられています。マイナスイオンをたっぷり浴びて、心身ともにリフレッシュできるスポットです。 権現の滝を過ぎると、いよいよ飯盛山城跡への登山が始まります。飯盛山城は、戦国時代の武将・三好長慶の居城として知られています。飯盛山城は語り出すときりがない奥深さがあり、今も当時の石垣や敵の侵入を遅らせる堀切や土橋などが残っていて、戦国時代のロマンを感じながらハイキングができる楽しさがあります。 山頂からの眺望もよく、平日でも登山を楽しむ方々が多い山なのですが、近年はハイキングコースとして有名になったことで、山道が拡張されたり、遺構が良好に保存されにくいという側面もあるようです。
■飯盛山のゴールは、いつものモリネキ広場!
飯盛山山頂からの眺望を満喫したら、270度スポットからほど近い下りのコースを使って下山します。シングルトラックの下りは、途中ロープを掴みながら降りる箇所もありますが、季節の野鳥のさえずりや草花を楽しみながら下りられる気持ちのいいコースです。 約4時間のハイキングを終えたら、四條畷神社の参道を抜けて、モリネキ広場に到着です。ここにモリネキの街ができて3年目、近くにコーヒと読書が楽しめる「もりねき書店」ができたりと、ますます楽しいエリアになってきました。美味しいドリンクやフードを楽しみながら、達成感に浸りましょう。 下山後のおすすめソトアソSPOT: ・モリネキ広場の隣にできた「もりねき書店」。店主こだわりのコーヒーやこだわりの書籍ラインナップが楽しい。グループで団欒できるスペースもあります。 ソトアソDATA: 難易度:★★☆☆☆ 歩きやすいオーソドックスなハイキングルートが中心です。 体力度:★★☆☆☆ 激しい勾配は少なく、全体的に優しいトレイルです。 距離:約12km ルートタイムの目安:ハイキング 3時間30分、トレラン 2時間 菊川光徳(きくがわみつのり) 自然をフィールドにアウトドアギア販売と外遊びを提案するショップ「Sotoaso(ソトアソ)」を経営。マリンスポーツ会社に18年勤務したのち、独立して陸に上がり、気がつくと山に。外遊び=アウトドアのある生活「ライフスタイルに外遊びを!」をテーマに、本気で外遊びを愉しむオトナを増殖中! @sotoaso_o.b.s_kisaichi 現在、夏に向けてのトレラン×クラフトビールイベント「BeeRun(ビーラン)」を毎月1回開催。地ビール「交野(かたの)ビール」とのコラボ企画で、地元の里山を周回するトレランで気持ちイイ汗を流した後、地元のクラフトビールで乾杯しましょう!
菊川光徳