今バズっている密着ドキュメンタリー『BackStory』の動画マーケティング戦略の最前線 サムネイルのキャッチコピーを「疑問形にしない」という結論! 今まさに行われている、西野亮廣の「仮説&検証」とは
【該当者なし?】or【該当者なし】――YouTube動画のサムネイル、どっちにすべきか? たった1文字の「?」が、観る人をコントロールする!
23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。2025年夏のミュージカル「えんとつ町のプペル」を成功させるために始めた密着ドキュメンタリー『BackStory』が話題に! YouTubeをどう使い、どう展開するのが正解か? 西野さんの「仮説&検証」が続く。本連載では3週連続で、YouTubeを使う人なら知っておきたい最新の傾向と対策を展開。今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。 【動画】西野さんの最新作、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』 今日は【動画のサムネイルに『?』は要らない?】です。
セミファイナル1日目の結果は「合格者無し」
ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリー『BackStory』の最新回が配信されましたが、ご覧になられましたでしょうか? 「まだ観てない」という方はYouTubeの西野亮廣チャンネルにアップされておりますので、先にそちらをご覧ください。 というわけで、ここからはネタバレを含む最新回の感想や裏話を話しつつ、密着ドキュメンタリー『BackStory』のマーケティング戦略についてお話しさせていただきたいと思います。 今回はメインキャストである「アントニオ」と「レベッカ」のオーディションの模様が配信されました。 オーディション当日の段取りを少しだけご説明させていただくと、オーディションは『M1グランプリ』の予選みたいな感じで何日かに分けておこなわれ、事情により、どうしても現場に来れない方は(望み薄ではありますが)「動画審査」という形をとらせていただき、後日おこなわれる「最終オーディション」に進む…というスケジュールとなっていました。 そのうちの1日を使って、「アントニオ」のオーディション(セミファイナル1日目)がおこなわれたのですが、なんとその日の結果は「合格者無し」だったんです。 一応、その様子をカメラでまわしてはいますが、僕らは動画を盛り上げる為にオーディションをやっているわけではないので、「全員不合格」という結果が出た時は、演出の吉原光夫さんをはじめ、スタッフ全員が頭を抱えました。 僕らとしても、ここで決めたかった(安心が欲しかった)のですが、それが叶わなかったのが、アントニオオーディション(セミファイナルの1日目)だったんです。 本当にもう地獄みたいな空気が流れまして、「セミファイナルの2日目にかけるしかない」となったわけですが、セミファイナルの2日目も『全員不合格』となる可能性が全然あるわけで、先日配信された動画の中で『全員不合格』という判断をした側のスタッフが「あちゃー」となっていたのはそれが理由です。 そんな中、「アントニオ役」オーディションを受けてくださった四宮吏桜(しのみやりお)さんが、まさかまさかの「レベッカ役」にコンバート(役柄変更)され、再度、レベッカ役としてオーディションを受けることになり、これがメチャクチャハマりました。 ミュージカルは団体芸ですから、やっぱり「相性」というのが何より大事で、四宮さんのレベッカがドンズバでハマッた瞬間に、審査員の中に「レベッカ役の四宮さんと合うアントニオは誰だ?」みたいな目線が追加されるんですね。 そうして最終オーディションを迎えて、その結果は配信された内容のとおり。 いろんなことがありましたが、結果的に一番良い場所に着地した感じがあります。