メルカリで“横取り”したらキャンセル依頼が……先に購入した人と取引するのがルールなのにどうして?
メルカリにはユーザー同士が決めている暗黙のルールのようなものがあります。「ローカルルール」とも呼ばれていますが、それを破ると取引が進まないことも。 【図解】実はメルカリで出品してはいけないもの5選 今回は「横取り」についての疑問です。「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。 (今回の質問) メルカリで“横取り”したら出品者からキャンセル依頼が。先に購入した人と取引するのがルールなのにどうして? (回答) 出品者は購入予定だったユーザーに対して、申し訳ない気持ちがあるのかもしれません。あるいは何か特別な約束があったか……。いずれにせよ、メルカリでは先に購入手続きをした人と取引をするルールなので、キャンセル依頼を受けなくてもよいと思います 以下で詳しく説明します。
◆ローカルルールの「横取り」とは?
メルカリではコメントを通して値下げ交渉や取り置きなどの依頼をするケースも多く、ユーザー同士で納得したら専用出品などになります。そのような商品はすでに購入者が決まっていると見なされるのがメルカリの暗黙の了解になっていますが、その商品を他のユーザーが買うことを「横取り」と言います。 今回は「横取り」をしたら出品者から取引キャンセルの依頼が来たということですが、メルカリでは「独自のルールにより取引を放棄したりキャンセルを強要すること」を迷惑行為としています。このような場合には警告を行いますし、何度警告をしても改善されないならば、利用制限を行うことになっています。 出品者は専用出品をしていたのでしょうが、これは独自のルールになるので、取引のキャンセルを強要することはできません。購入者は、キャンセルに応じなくてもよいのです。
◆出品者には負い目があるのかも
出品者が取引のキャンセル依頼をしたのは、購入予定だったユーザーへの負い目があるからかもしれません。あるいは、どうしてもその商品を譲りたいと思ったとも考えられます。 例えば推しグッズなどは、大切に使ってくれる人に譲りたいと思うので、相手を選ぶこともあるでしょう。そのような出品者と購入予定者の間での何らかの関係もあって、キャンセルを要求したとも考えられます。