「うっさい!」帰宅後ダラダラする我が子とついケンカに…どう接するべき?コーチングの専門家が解説
学校から帰ってきてもいつまでもダラダラしているお子さまに、イライラが募ってしまうこともあるのではないでしょうか。ダメだとわかっていつつも、つい「いつから宿題するの?」と口出しして、親子ゲンカに発展することもあるかもしれません。 そこで、小学生のダラダラへのお悩み体験談を、SNSで人気のマンガ家・さざなみさんがマンガ化。そして、子どものコーチングに詳しいNPO法人「ハートフルコミュニケーション」代表理事の菅原裕子先生にアドバイスをいただきました。
ダラダラしているリュウに「宿題は?」と声をかけると言い合いになり、親子げんかに発展してしまうことも。
父親もリュウの様子を心配しています。毎日楽しそうに学校へ行き、週2日は野球の練習をがんばっている彼に、トラブルの気配はありません。
毎日学校へ行き、週2日は野球に打ち込むリュウが不機嫌になる原因。それは「疲れ」かもしれない!と両親は気付きました。
そこで、帰宅したリュウに「お菓子を一緒に食べよう」と声をかけてみることに。一緒にダラダラタイムを過ごす作戦です。
「疲れていそうだけど大丈夫?」と心配を言葉にして伝える母。するとリュウは、野球のレギュラーになるために練習量を増やしているのだと打ち明けてくれました。機嫌の悪さの原因は、やはり「疲れ」だったようです。
ダラダラタイムを遮らず、時には一緒に過ごして話を聞くようにしたところ、リュウの様子は少しずつ変わり始め、自主的に宿題に取り組むようにもなりました。
疲れたら休みたくなるのは、大人も子どもも同じ。リュウのがんばりを労ったり、好物を作ったりするうちに、リュウに笑顔が戻りました。 気になるお子さまのダラダラタイム……。「子どもも疲れているんだな」と気付いたという体験談でした。 ついお子さまに注意したくなる時も多いと思います。どう声をかけていいものか悩んでしまうこともあるかもしれません。 お子さまのやる気をそがないために、どのような声かけができるといいのでしょうか?