「闇バイト強盗」の前兆?住民が不審訪問の恐怖語る 「他人事ではない」【長野・小諸市】
首都圏で相次いでいる闇バイトが関連した強盗事件は、一部では、事前の訪問による「下見」をしていたとみられています。事件の前兆とも言える不審な訪問は県内でも。 実際に訪問を受けた住民は「ある異変」を語りました。 ■不審な訪問受けた女性(60代) 「関東の出来事だと思ってのんびりしている人が多いので、いやいや違いますよって(言いたい)」 小諸市の60代の女性。先月26日、不審な男が自宅の方へ真っすぐ歩いていくのを目撃し、声をかけました。 ■不審な訪問受けた女性 「『ちょっと屋根の塗装に来たんですけど』って。でもチラシも持っていないし、名刺も渡されないし。うちだけ真っすぐ来たから、すごく嫌な感じがして。ネットで調べたんですけど、その(男が名乗った)会社名は出てこなくて」 「屋根の塗装」なのに、服装はトレーナーとジーンズ。恐怖を感じた女性は警察に通報し、すぐに防犯カメラを設置しました。 小諸警察署管内では「工事名目の不審な訪問」に関する相談が増えていて、4月以降に15件。そのうち、先月だけで5件の相談が寄せられたそうです。 ■不審な訪問受けた女性 「今回私がこういう人が来たんだけどと、拡散したら『実はうちも』『実はうちも』って… 全然関東だけの他人事じゃなくて、自分のことだと思って、とにかく出来るだけ多くの人に伝えて『気を付けてください』と言ってます」 県警によりますと隣の家まで距離があり、街灯が少ない場所では犯人が下見に訪れている可能性があります。 また、訪れた車が「わ」ナンバーのレンタカーや県外ナンバーの場合は特に注意が必要だとしています。 県警は、家にいる時も鍵をかける、センサーライトや防犯カメラを活用するなどの対策を呼び掛けています。