時計ブランドを司る、敏腕CEOたちの"推しの一本"を聞いた!
4. ティソ/CEO シルヴァン・ドラ
時代の感性と技術革新で、日常に高品質を ティソは、長い歴史において多彩な技術やデザインを発表し、日常に寄り添うスイス時計を提示し続ける。そのブランドアイデンティティの象徴としてCEOのシルヴァン・ドラが挙げたのが、「ティソ PRX パワーマティック 80」だ。 「1978年のアーカイブをベースに、現代の時計製造のノウハウを注ぎ、着け心地にもこだわりました。2021年のクオーツモデル発表以降、機械式、クロノグラフ、小径モデルなど、要望に応え、コレクションを拡充しています」 文字盤に新しく採用したグラデーションカラーはブラックからメタリックブルーへと変化するユニークな色合いだ。 「創業時からの“Innovators by Tradition”(伝統に根ざし、伝統を打ち破るイノベーター)という哲学を象徴する一本です。先進的な技術開発と熟練した職人技を追求する一方、求めやすい価格帯を両立し、最高品質の腕時計を世界に普及させたいと思います」 さまざまなスポーツの公式計時を果たすティソは、今年から日本のバスケットボール界を代表する河村勇輝選手をサポート。 「彼の真摯な姿勢や強い意志に共感しました。さらなる活躍とともに、ティソを多くのお客様に知っていただきたいですね」
写真:渡邉宏基(LATERNE) 文:柴田 充