推薦系選抜でチャレンジ校に合格するには? 明光義塾が教える「受験生が注力すべき科目」
推薦系選抜Q&A
Q. 推薦系選抜のメリット、デメリットとは? A. 推薦系選抜は、専願方式だけでなく、合格しても並行して他大学を受験できる「併願」方式があります。併願方式を活用して、まずは「安全校」や「実力相応校」の合格を年内に獲得し、一般選抜で、「第一志望校(目標校)」にチャレンジする受験生が増えつつあります。 安心して第一志望校の受験に臨めるだけでなく、併願校の受験回数も減らせるので、金銭的にも体力的にも、受験生や保護者に優しい受験スケジュールです。 推薦系選抜を考える場合、学力だけでなく「高校の学習成績の状況(評定平均値)」も重要な要素です。高1から、主要科目だけでなく「全科目の定期テスト対策」を行う必要があります。 ただ、評定平均値を問わない「学力型」の推薦系選抜も少しずつ増えています。最新情報を確認して、自分に合った推薦系選抜にチャレンジしましょう! Q. 推薦系選抜を利用する受験生が力を入れるべき科目は? A. ほとんどの推薦系選抜では、面接や小論文、口頭試問などが課されます。 その際に必要なのは、質問や設問を理解する「読解力」、質問の意図を捉える「思考力」、適切な答えを瞬時に考える「判断力」、考えたことを言葉や文章にする「表現力」です。 すべての基本は読解力。「現代文」の対策をすること、また、いろいろな科目で教科書を何度も音読することによって読解力の基礎を養えます。一朝一夕では身につかない力なので、ぜひ高1の時から取り組んでください。 Q. 「現在の自分の偏差値よりも高いレベルの大学を志望している」受験生が多いようですが、実際のところ実力以上の学校に合格できる人はどれぐらいなのでしょうか? A. 推薦系選抜では、評定平均値だけでなく、志望理由やこれまでに取り組んだこと、大学に入って取り組みたいこと、将来の展望、取得した資格、学力を測る試験など、その大学の要項に従い総合的に判定されます。 志望の大学や学部学科を早期に決め、過去の要項を参考にしながら、紐づきそうな経験を重ねれば、実力以上の大学に合格できることも。 ただし、面接官(大学の先生)は多くの学生を見ているので、「一般選抜に向けて努力していない」場合にはすぐに見破られます。また、推薦系選抜は、一般選抜に比べ、年度によって要項が変更になることも。推薦系選抜を希望する場合でも、一般選抜受験の対策は並行して行うことが重要です。 解説:明光義塾本部教務部 武藤麻紀子 ※参考情報 ・明光義塾教育情報サイト「明光プラス」 https://www.meikogijuku.jp/meiko-plus/
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