阪神・高橋 走力アップで球速アップだ「足が速い人はボールも速い人が多い」上半身の強化も目指す
球速アップへ、阪神・高橋が走力アップを誓った。「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」からの復帰を目指す来季。オフ期間中に注力するテーマは、どこまでも明確だ。 「足が速い人はボールも速い人が多い気がする。体を大きくすることも大事ですが、筋力をつけて足を速くしたい」 今季の最速は150キロ。自己最速は19年の152キロで、平均球速は146キロだった。左腕が着目したように、剛速球の使い手は俊足が多い。日本人最速タイの165キロを誇り、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木はかつて、50メートル走5秒9を計測。メジャーの日本投手最速で最速165・1キロの藤浪(メッツ傘下からFA)も50メートル走で優に6秒台を切る。そのために必要になってくるのが、徹底した上半身強化だ。 「体が大きい人はボールが速い。短距離選手もムキムキな人が多いので、上半身も大事だなと思うし、筋力もつけたい。足を速くするだけじゃなくて、上半身も少しでも大きくしたい」 今季は昨年6月に受けた「左尺骨短縮術」及び「左肩関節鏡視下クリーニング手術」から8月に復帰。先発で5試合に登板して4勝(1敗)を挙げた。現在は11月上旬に受けた手術のリハビリ中。経過は良好のようで、キャッチボール再開について「中旬くらいには。動かした方が肩にも肘にも良いので投げていきたい」と今後の見通しを明かした。まずは当面の目標となる開幕1軍へ向け、着実に前進していく。(杉原 瑠夏)