エルフ荒川、先輩・蛙亭イワクラへの感謝。かけられた言葉に「ホント震え上がりました」
上京後は毎日が地獄
――2021年正月に出演した『おもしろ荘』はどうでしたか。 荒川:あれが人生で一番緊張しました。全国ネットも初めてやったし。あのころは毎日動画アップしてネタ合わせしてましたね。 はる:ふふ……。 荒川:取材中に思い出し笑いやめてや(苦笑)。 はる:いや、急に「てーれーてーれーてれってれってって♫」って『おもしろ荘』の出囃子が頭に流れてきて。緊張したなぁ~って思い出してしまった。 ――手応えはありましたか。 はる:いやいや、ないです。 荒川:やす子ちゃんとかおったしな。優勝はダイヤモンドさんやし、私らは全然ダメやった。でも『おもしろ荘』に出た芸人ってことで、2021年は大阪の番組にたくさん出させてもらったんです。憧れてた番組は全部出してもらえたんで、じゃあ来年は東京行こうって決めました。 はる:私は東京行きが決まってから、上京することを知ったんですよ。 荒川:完全に伝えたつもりになってたんです(笑)。当時はまだ「東京進出したい」って言っても申請が遅くなると、すぐに行けへんくて。そればっかり気になって、はるに言うのを忘れてました。 はる:まわりの先輩から「東京行くんやろ」って聞かれても「わかりません」って答えてましたね。 荒川:はるに伝えるのを忘れるくらい、あのときはせっぱ詰まってたんです。東京でダメだったらお笑い辞めようと思ってましたし。 大阪の若手芸人には『ytv漫才新人賞』か『ABCお笑いグランプリ』を獲るか、『M-1』で決勝に行って上京するルートがあるんですよ。その流れをフル無視していくから、THE Wだけは絶対に決勝に行かないといけないってプレッシャーがありました。2022年のTHE Wでファイナリストになるまでは、しんどかったですね。毎日が地獄でした。 ――なんでそんなにつらかったんですかね。 荒川:私がギャル芸人としてもてはやされるのも、すぐ終わるってわかってたんですよ。だから飽きられる前に、早く芸人として結果出さなアカンって焦ってたんです。