深圳・男児死亡事件「中国の“安全神話”が揺らいだ」 中国だけじゃない、危険な国は増えているーー暴漢からわが子を守るためにできる「唯一のこと」
1つ目は、声をあげること。咄嗟に大きな声を上げてしまうかもしれないが、そうすれば犯人を刺激し、こちらに注意を向けてしまうことになる。 2つ目は、背中を向けて逃げること。犯人の攻撃からも目をそらすことになり、背後から襲われてしまえば、初動で最も重要な防御をすることもできなくなる。 凶器が届く範囲にいる場合は、犯人のほうを見ながら後ずさりして常に犯人を視界にとどめておき、相手の攻撃範囲から出て距離を取ることができたら、または犯人が背中を見せたら、そのタイミングで逆方向に全速力で走って逃げることだ。
これらの対処法をしっかり押さえて、自分の命を守る行動をとっていただきたい。今後はハード面での対策だけでなく、生徒や保護者も参加する訓練や講話といったソフト面での安全教育にも、力を注ぐべきだろう。
松丸 俊彦 :セキュリティコンサルタント