ラスベガスが“強風の町”に変貌 ビッグネーム続々予選落ち…5パットを喫する選手も
<シュライナーズ・チルドレンズ・オープン 3日目◇19日◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255ヤード・パー71> オーマイガー…3メートルから5パット【動画】 3日連続で日没サスペンデッドとなった今大会。舞台のTPCサマリンがあるネバダ州ラスベガスは、2日目以降に“強風の町”と化し、選手を苦しめている。 2日目は風速20メートルを超える強風によりスタートが4時間遅れた。大会3連覇を目指したトム・キム(韓国)は不運にも初日は午後、2日目は午前のティオフで、最も風の影響を受ける時間帯でのプレーを強いられた。結果はトータル1アンダーであえなく予選落ちとなった。 ツキがなかったのはキムだけではない。ケビン・キスナー(米国)、ダニー・ウィレット(イングランド)らも午後、午前のティタイムでトータル1アンダーに終わり、ツアー通算2勝のキャメロン・デービス(オーストラリア)はトータル11オーバーに沈んだ。 金曜日はあまりの強風でギャラリーを入れずに行われた。そこで悲劇に見舞われたのが、ツアー未勝利の36歳ジョセフ・ブラムレット(米国)。1番パー4で3メートルのバーディチャンスにつけたまでは良かったが、強風も災いしてなんと5パットを要してトリプルボギーを叩いた。 第2ラウンドは「75」と大きく崩れたが、初日の「64」に助けられて、トータル3アンダーで辛くも予選通過を果たした。(文・武川玲子=米国在住)