【専門家&体験談あり】奨学金とはどんな制度?主な制度5つ&「返せない…」を避けるために絶対チェックすべき点とは?
【1:日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度】 奨学金の利用で最初に検討したいのが、「日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金制度です。 利用者数も採用者数も多く、さらに教育ローンなどに比べて利率が低い奨学金制度で、「もらう=給付型」・「借りる=貸与型」のどちらもあります。 採用されるには、2つの条件が必要です。 ・学力基準…必要な学力の基準です。 ・家計基準…生計維持者の収入金額の基準です。 日本学生支援機構の「もらう=給付型」の奨学金は、いわゆる大学無償化といわれている奨学金で ・入学金と授業料の減免 ・奨学金の支給 の2つがセットになっています。 また、日本学生支援機構の「借りる=貸与型」の場合は、以下の2種類。 ・第一種…無利子の奨学金 ・第二種…有利子の奨学金 があり、どちらも在学している期間、貸与されます。 日本学生支援機構の奨学金制度のさらに詳しい内容が知りたいかたは、下の記事をご覧ください。
【2:大学独自の奨学金制度】 次に大学進学希望のかたにぜひ調べてほしいのが、大学独自の奨学金制度です。 特徴は、「もらう=給付型」の奨学金が充実していること。「借りる=貸与型」の奨学金は少なめです。 奨学金に力を入れている大学もあり、独自の奨学金制度や、100種類以上もの奨学金制度を設置しているところもあります。ちなみに、大学によって奨学金の内容や条件はさまざまです。 奨学金を検討している保護者のかたは、ぜひお子さまの志望大学にどのような奨学金制度があるかチェックしてみてくださいね。 以下のJASSOのページでは、都道府県・大学名などから奨学金を検索でき、大変便利です。 >>大学・地方公共団体等が行う奨学金制度(JASSO)
【3:民間育英団体による奨学金】 民間団体による奨学金は、「給付型」「貸与型」「給付型と貸与型のミックス型」など、さまざまなものがあります。選考方法は、学業成績や家庭の経済状況、面接、ボランティアなどの社会貢献度が評価されるなど、団体によってさまざまです。 さらに「特定の学問を学んでいる」「親が病気などで死亡した」など、利用できる人が限定されている奨学金もあります。 たとえば、保護者のかたが交通事故で死亡または後遺障がいになられた際に子どもを援助する交通遺児育英会は、進学先が大学の場合、月額2~4万円の無利子貸与に加え、月額2万円を給付するという内容です。