【専門家&体験談あり】奨学金とはどんな制度?主な制度5つ&「返せない…」を避けるために絶対チェックすべき点とは?
「返せない…」を避けよう! 貸与型の奨学金で、絶対チェックしたいこと3つ
【1:「奨学金を返す必要があること」を親子でしっかり認識する】 奨学金の検討や申請をする時、「この奨学金は、返す必要がある奨学金か?」を必ず確認しておきましょう。 ポイントは、必ず親子で確認すること。 実は、お金を返すことになるお子さまが、お金を返す必要があると知らないまま借りていた……ということもあります。 また、奨学金を延滞している人ほど、申し込み手続きを行う前に返還義務があることを知らない割合が多いという調査結果もあります。 「奨学金の制度は、いろいろ種類があって難しい……」と思いますが、まずは ・もらう=給付型 ・借りる=貸与型 上記の2つだけは、保護者のかたとお子さまとでしっかり押さえておきましょう。
【2:利子と返還シミュレーションをチェックする】 返還が必要かどうかを確認したら、 ・利子がつくタイプのものか? 無利子タイプのものか? ・利子がつくなら、どの程度の利率か? ・実際の返還額はどれくらいか? 以上3つも、あわせてチェックしておきましょう。 日本学生支援機構(JASSO)の第二種奨学金の場合、貸与利率は以下のページを参考にしましょう。 >>第二種奨学金の貸与利率(JASSO) 第二種奨学金(有利子の貸与型奨学金)の場合、利率がわかるのは貸与終了時です。 お子さまの返還時の利率に必ずしもあてはまるわけではありませんが、利率を確認することで、返還時のシミュレーションはしやすくなりますよ。 ここで、具体的な例を挙げて返還シミュレーションを見てみましょう。
有利子タイプの第二種奨学金を大学在学中に月5万円利用し、利率固定方式で返還した場合、返還期間を15年とすると月々の返還額は約1万4,000円でした。 奨学金の返還シミュレーションは、以下のサイトからできます。 「どのくらい借りればどれくらいの返還額になるのか?」 がわかり、無理のない計画を立てられます。 >>奨学金貸与・返還シミュレーション(JASSO) 【3:居住地や専攻科目が奨学金の条件にあてはまるか確認しておく】 居住地や学ぶ科目が奨学金の利用条件に入っている場合があるため、自分が条件に該当するかきちんと確認しておきましょう。 以下のページで、希望する奨学金制度の利用条件を調べてみてくださいね。 >>大学・地方公共団体等が行う奨学金制度(JASSO)