全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会鈴鹿は野中誠太と中村仁がポールポジションを分け合う
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会は11月9日(土)、三重県の鈴鹿サーキットで第16戦/第17戦の公式予選が行われ、第16戦は野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が、第17戦は中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)がポールポジションを獲得した。 【ピットアウトする野中誠太】 2024年のスーパーフォーミュラ・ライツは第1大会のもてぎが延期となったことから、迎えた第6大会の鈴鹿は最終大会ではなくなっているものの、シリーズ終盤の重要な一戦となっている。今回はスーパーフォーミュラ第8戦・第9戦との併催イベントで、11月7日(木)から3回の専有走行が行われてきたが、総合トップタイムを記録したのは野中。TOM'S勢が好調で上位を占めていったが、これに今回好調の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が食い込む構図となっていた。 迎えた11月9日は8時15分から晴天のもと16戦の公式予選がスタートしたが、各車はアウトラップから3~4周目にアタックラップを展開。まずは1分51秒807を記録した小出峻(HFDP WITH TODA RACING)がこの時点での最速タイムを記録するものの、これをTOM'S勢が上回っていった。4周目に1分51秒305を記録したのは野中で、トップに躍り出た。 これに続き2番手には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)、3番手に中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)と一時はTOM'S勢がトップ3を占めていったが、古谷のタイムは走路外走行で抹消に。さらにチェッカー間際には、専有走行から好調の荒尾が1分51秒367にタイムを上げ、2番手に食い込んだ。 最終的に野中のタイムを上回るドライバーは現れず、第16戦は野中がスーパーフォーミュラ・ライツ参戦以来初めてのポールポジションを獲得した。2番手には荒尾、3番手には中村が続いた。ランキング首位の小出峻(HFDP WITH TODA RACING)は4番手となった。 第16戦の公式予選の後、10分間のインターバルで迎えた第17戦の公式予選でもまずは小出が1分51秒029を記録。野中はわずかなトラブルもあり、小出に続く1分51秒054となる。これに小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続くも、チェッカー間際にこれを上回ってきたのは中村。1分51秒009までタイムを縮め、今季2回目のポールポジションを獲得した。 2番手には小出、3番手には野中、4番手は小林、荒尾は第17戦は5番手につけることになった。マスタークラスは第16戦、第17戦とも清水康弘(GNSY 324)がポールを獲得した。第16戦の決勝レースは12時25分にスタートする。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会 第16戦公式予選結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Qualify/Laps 1/36/ /野中誠太/PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/1'51.305/4/5 2/2/ /荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/1'51.367/5/5 3/35/ /中村仁/モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC/1'51.613/4/5 4/50/ /小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/1'51.641/5/5 5/38/ /小林利徠斗/モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC/1'51.642/5/5 6/1/ /K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/1'52.112/4/5 7/5/ /入山翔/IRISアルビレックス-RT/1'53.840/4/5 8/8/M/清水康弘/GNSY 324/1'54.011/3/5 9/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/1'55.824/5/5 10/13/M/藤原誠/TEAM DRAGON 324/1'56.202/3/5 11/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/1'56.722/5/5 12/37/ /古谷悠河/Deloitte. HTP TOM'S 320/1'58.552/5/5 天候:晴れ 路面:ドライ No.37は、当該ラップタイム(1'51.309)不採用 (全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第19条1及び2. (走路外走行)) 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会 第17戦公式予選結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Qualify/Laps 1/35/ /中村仁/モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC/1'51.009/4/5 2/50/ /小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/1'51.029/4/6 3/36/ /野中誠太/PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC/1'51.054/4/6 4/38/ /小林利徠斗/モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC/1'51.094/4/5 5/2/ /荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/1'51.129/5/5 6/37/ /古谷悠河/Deloitte. HTP TOM'S 320/1'51.164/4/5 7/1/ /K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/1'51.554/4/5 8/5/ /入山翔/IRISアルビレックス-RT/1'52.955/4/5 9/8/M/清水康弘/GNSY 324/1'53.663/3/4 10/13/M/藤原誠/TEAM DRAGON 324/1'55.070/4/5 11/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/1'55.271/4/5 12/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/1'55.552/5/5 天候:晴れ 路面:ドライ No.38は、当該ラップタイム(1'51.196)不採用 (全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第19条1.及び2. (走路外走行)) [オートスポーツweb 2024年11月09日]