７バーディボーギー１と好発進の馬場咲希

◇２５日　女子ゴルフ　樋口久子三菱電機レディス第１日（埼玉県飯能市、武蔵丘ＧＣ） 　日本ツアーにプロとして出場２戦目の馬場咲希（１９）＝サントリー＝が７バーディー、１ボギーの６６をマーク、首位と１打差の６アンダー２位につけた。日本人としては笹生優花に並ぶ最速となるプロテスト合格後２試合目での優勝をつかめるか。７アンダー首位は前週Ｖのイ・ミニョン（韓国）、馬場と同じ６アンダー２位に工藤遥加（３１）＝加賀電子＝が並んでいる。 　昨年のプロテストに合格した１１月３日から３５７日。馬場は確実に進化を遂げた。１番パー５で８１ヤードの第３打をピンそば９０センチに止めてバーディー発進すると、４番で３・５メートルを沈め、７番からは３連続バーディー。中でも９番パー５、残り８９ヤードのサードショットは５４度ウエッジで５センチにつけてみせた。 　「ロングでバーディーが３つ取れたので、そこのマネジメントがしっかりできたのはよかったと思う」。１０番で１つボギーをたたいたが、１４、１６番でもバーディーを追加して６アンダー、首位と１打差発進だ。「中途半端な距離が残ってもキャディーの坂詰（和久）コーチとよく相談してできた」という。 　今季は日本からの同行者なしで、現地マネジャーとともに米女子下部のエプソンツアーにフル参戦。「ご飯をいっぱい食べられるようになったことと…あと、一日の予定表を作れるようになりました」と話す。「前はゴルフ場に何時に行く、ぐらいのことしか決めてなかったけど、もっと細かく計画を立てるようになった。例えば練習場で球を打つにも、おおざっぱじゃなく、どのクラブで何球打つ、とか」。 　自分の中で練習メニューも組めるようになり「やることが事前に頭の中で完成されているので、スムーズで動きやすくなった」という。練習球一打に対する集中力も増している。コースマネジメントに対しても、そんな変化の効果が出ている様子だ。 　前々週は最終日最終ホールでガードバンカーから８を献上し、悔しい１４位に終わった。絶対に同じ轍（てつ）は踏まない。