「読書では“読解力”は上がらない!?」成績トップ層の子が実践している「劇的に国語力が上がる習慣」とは
国語の勉強ってどうやってすればいい?
「うちの子の国語の成績を上げたいけど、一体どう勉強をすればいいの?」そんな風に悩んでいるあなたへ。 【あわせて読みたい】「頭のいい子には3タイプいる」教育のプロが明かす、偏差値65以上の“成績トップ層”の実態 国語は「日々の習慣」が大事になってくる科目です。特に、小論文や論説文の読解に必要な力は一朝一夕で身につけるのがとても困難です。 では、そんな国語で良い成績を取っている生徒はどんな勉強をしているのでしょうか? そこで今回は、そんなラオ先生が教える”成績上位の子たちがやっている最強勉強術”をまとめまた『成績上位1%が実践している勉強法』(イースト・プレス)から、“成績上位がやっている国語の勉強法”というトピックスをご紹介します。
【国語の勉強習慣】要約力をあげる魔法の習慣
×「読解力を向上させるには本を読んだほうがいい」 ○「読解力を向上させるには「自己対話」を繰り広げたほうがいい」
筆者の考えはどこに書かれている?
高校受験で出される読解問題では、1200~2000文字の文章を読んで、10分程度で答えていく能力が求められます。私は、そのような長文をすべて理解できた状態で設問に取りかかれる人は、ほぼゼロなのではないかと思っています。 国語の読解能力が飛躍的に高い人は、段落ごと、そして文章全体をひとことでまとめることができる「要約力」に長けています。 まず、国語では自分がどう思ったかよりも、筆者が何を考えているのかを読み取る能力のほうが重視されるということを、しっかり理解しておきましょう。読解力を高めていきたい人には、読解問題の本文をただ読むのではなく、「これを50文字程度でまとめると?」を常に自分に問いかけながら読むことを習慣にしてみてください。この鍛錬を積むことで、筆者が最も言いたいことを高精度で抽出できるようになります。 実は要約にもコツがあります。次の文章を30字以内で要約してみてください。 『ファミリーレストランなどの格安飲食チェーン店といえば24時間営業が基本であったのだが、いまでは人手不足や長時間労働の改善を理由に、営業時間を短縮する傾向にある。顧客の中には、「なんで深夜に営業しないんだ」と怒り出す人もいそうだが、ここ数年で深夜の利用者が減っているのもまた事実だ。 昔は若者たちが深夜に時間をつぶすならファミレスに集まるのが人気だったが、いまでは、SNS でやり取りしたりライブ配信でイベントに参加したりと、時間帯を気にせず、オンライン上で人とコミュニケーションをとることができる時代になった。確かに、ファミレスの時短営業は一部の利用者からすると不便に感じるのかもしれないが、時代 のニーズの変化により、サービス業界が変化しているということではなかろうか。』