「読書では“読解力”は上がらない!?」成績トップ層の子が実践している「劇的に国語力が上がる習慣」とは
最後の文に注目する
正答例は、「時代のニーズの変化により、サービス業界が変化している。」です。最初の段落と2段落目の最初の文は「事実描写」にあたります。実際に起こっている事象を例として提示した部分であり、筆者のいいたいことではありません。また、最後の一文のうち「確かに~かもしれないが」は、読者の心をつかむために筆者が譲歩して 感想を述べた部分になります。このような枝葉をカットしていくと、筆者の主張が残ります。今回の例のように、筆者の言いたいことは最後の文章に含まれることが多いということも覚えておくとよいでしょう。 枝葉を見極める分析力をやしなうためには、読書量をただ増やすだけでは不十分。 要約の練習をひたすら繰り返すに限ります。そうすれば、長文の理解力が飛躍的に上がります。ぜひ実践してみてください。
〈著者プロフィール〉ラオ先生(多羅尾 光紀)
学習塾経営者 兼 教育系YouTuber。慶應義塾大学在学中にYouTubeにて授業動画を投稿し、その後TikTokで「高校受験の勉強法」を確立。大手個別指導塾で最年少教室長を経験した実力で、約半年間で10万人フォロワーを達成、現在は週1回無料で授業LIVEを行い約5000人の前で授業を行っている。2022年、YouTube「学年1位と最下位の勉強法の違い」が再生回数200万回を超え、高校受験講師として人気を博す。横浜市あざみ野駅にて「イーロン個別進学塾」代表をつとめ、宣伝広告費なしで年間過去最高生徒入会数を達成、誰もが「1度は教えてもらいたい塾講師」としてライブ授業では国内LIVEトレンド3位に入る。TikTokAward 2023にノミネートされる。非常に明るいキャラクターで簡潔明瞭な授業を行っており、累計2000万いいね数(2024年6月)を獲得、メディア出演もこなす実力派講師。著書に『中学生のためのすごい勉強法』(イースト・プレス)がある。
with online