小さいジープはいかが? ブランド最小のSUV「アベンジャー」がEVで登場! 【新車ニュース】
ステランティスジャパンは、ジープブランド初の新型電気自動車「アベンジャー」を発売した。日本市場に導入されるラインナップとしては「コマンダー」以来、約2年ぶりの新型モデルとして注目したい。 【写真】ジープ アベンジャーの詳細画像はこちら!(全18枚)
約2年ぶりの新ラインナップモデル
ステランティスジャパンは、ジープブランド初の新型電気自動車「アベンジャー」を発売した。 新型「アベンジャー」は、2022年発表の「ジープ コマンダー」以来、約2年ぶりとなる、新たにブランドのラインナップに加わるモデル。ボディサイズは全長4105mm、全幅1775mm、全高1595、ホイールベース2560mmとブランド最小で、日本国内での使い勝手は良さそうだ。最高出力115kW(156PS)/270Nmを発生するモーターで前輪を駆動し、54.06kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載して一充電の航続距離486kmというスペック。普通充電と急速充電に対応する。 エクステリアでは、特徴的なフロントの「7スロットグリル」はヘッドランプよりも前面に配置され、万が一の衝撃からヘッドランプを保護するデザインに。サイドの盛り上がったフェンダー部分は、力強い印象を与え、オンロードでもオフロードでも堂々とした存在感を示している。 リアには、ジェリー缶のデザインからインスパイアされた「X」のシグネチャー・ライトを装備(ラングラーと同様)。この「X」をカモフラージュデザインに仕立てた「X-カモ」は、「アベンジャー」のモチーフとして様々な部位で用いられている。また、ジープの他モデルでも用いられる、遊び心溢れるアイコン(隠れキャラクター)は、フロント/リアウインドウ、フロントスポイラー、テールゲート、ルーフレール部分に隠れている。 インテリアでは、「Design to function(機能性を考慮したデザイン)」を意識しており、ダッシュボード下部、大型センターコンソールおよびドアポケットなど、計約26Lのスペースを確保。ラゲッジルームは355Lの容量があり、十分な収納が可能となっている。 オフロード性能は充実しており、ジープ・ブランドの前輪駆動車として初めて、「Selec-Terrain(セレクテレイン)」を標準装備。 ノーマル:日常的なドライビングに適した走行モード エコ:航続距離を延ばす走行モード スポーツ:出力を高めてドライビングを楽しむ走行モード スノー:凍結した道路やトレイルで最大限のトラクションを発揮する走行モード マッド:ぬかるんだ路面でのグリップ力を高める走行モード サンド:砂地で最大限のトラクションを発揮する走行モード この6つの走行モードから選択可能で、急な下り坂でも一定速度で走行できるようアシストする「ヒルディセントコントロール」も標準装備した。 アベンジャーの税込み価格は580万円。新型の発売を記念した150台の限定車「ローンチエディション」は595万円。「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」は65万円だ。 ■SPECIFICATIONS ジープ アベンジャー|Jeep Avenger ボディサイズ:全長4105×全幅1775×全高1595mm ホイールベース:2560mm 車両重量:1570kg 駆動方式:FF モーター最高出力:115kW(156PS)/4070-7500rpm 最大トルク:270Nm(27.5kg-m)/500-4060rpm 航続距離:486km(WLTCモード) 価格:580万円(税込)
文= 原アキラ 写真= ステランティス・ジャパン