なんと、元日よりも”おめでたい日”は「年に3日」もあった…その理由を開運のプロ「暮れの酉」が教える
“季節の養生”と言われるほど季節や暦を重視する「中医学」と、根源的な理論や原典が共通することから、じつは中医学と大きくリンクする「東洋占術」を組み合わせ、まったく新しい「開運養生」という概念を生み出したのは、著書累計45万部の大人気漢方コンサルタント・櫻井大典氏と、メディアで引っ張りだこの占い師・暮れの酉氏。 【写真】Momoka Japan 外国人が日本食を食べて感動が止まらない 本稿では、それぞれの分野で活躍中の二人による、数千年の歴史に裏付けられた「中医学」と「東洋占術」の智慧を惜しみなく活用した、幸運と健康を引き寄せる『開運養生12か月』(ワニブックス刊)より一部を抜粋・編集し、東洋占術の観点から、一般的にもっともめでたい日とされる元日より“もっと大切な日が年に3日もある”という衝撃の事実について、徹底解説します。
意外に「腰が重く思うようにいかない」1月
新年を迎え、さっそく初詣をすませたという人も多いかもしれません。一方で「バタバタしていて初詣に行けていない!」「お正月らしい、おめでたいことはなにも……」という方にこそお伝えしたい、大きな朗報があります――。 そんな朗報とともに、お正月らしく、1月の開運養生アクション(ラッキーアクション)もお伝えしていきましょう。 「なんだ、ただの占いか」と思われる人もいるかもしれませんが、じつは、古代中国の思想において、もっとも大切にされてきた自然哲学の理論「陰陽五行説」にもつながる「十干十二支(じっかんじゅうにし)」という暦を使った“開運法”は、まさに、数千年の歴史に裏付けられた東洋の智慧の結晶なのです。 では、さっそく「十干十二支」を用いて、1月の開運法をご紹介していきます。
1月の十二支「丑」が持つ意味
1月を司る十二支は、「丑(うし)」。いとへんをつけると「紐」という字になる通り、年末年始の賑やかさから日常に紐でくくり戻される、といったイメージを彷彿とさせます。 五行でいうと、1月17日から冬の土用に入ることで、「水」のエネルギーに「土」のエネルギーが加わり、思い悩んだり、考えすぎてしまったりしやすいタイミング。年が明けてテンション高くいきたいと思っても、腰が重く、思うようにいかないという人も多いでしょう。 また、五行の「土」には粘り強さといった良い意味もありますが、悲観的な考えが強く根付いてしまうと、冬季うつ病などにつながる可能性も。 五行の「土」は五臓の「脾(ひ)」を、十二支の「丑」は消化器官をそれぞれ意味するので、食事からエネルギーを補給することが開運へとつながります。