Jリーグ移籍の可能性も!? 今夏に無所属となった欧州日本人選手6人。新天地を探している最中なのは?
DF:浦田樹(うらた・いつき) 生年月日:1997年1月29日 前所属:マリボル(スロベニア) 23/24リーグ成績:18試合0得点1アシスト 東京五輪世代の浦田樹は、2018シーズン限りでギラヴァンツ北九州を退団してから海外挑戦を決断。これまでヨーロッパではウクライナ、クロアチア、スロバキア(3週間で契約解除)、スロベニアの4ヵ国でプレーしている。 彼が最もインパクトを残したのがクロアチア1部のヴァラジュディンに在籍していた期間だろう。およそ2シーズン半で公式戦63試合に出場し、同リーグの日本人歴代最多出場記録を更新した。 2023/24シーズンはスロベニアで最多優勝を誇る強豪マリボルへと移籍。当時はJリーグでお馴染みのミハエル・ミキッチがアシスタントコーチを務めており、左SBのレギュラーに定着していたが、10月に成績不振に伴いダミル・クルズナル監督が解任されると雲行きが変わる。 選手時代にブランメル仙台(現ベガルタ仙台)でプレーしたことがあるアンテ・シムンザ監督の下で徐々に出場機会を減らすと、3月29日に行われた第28節以降は一度も出場機会が訪れなかった。1年契約だったためそのまま退団となり、今夏に再び新天地を探すことになる。
MF:橋本拳人(はしもと・けんと) 生年月日:1993年8月16日 前所属:ウエスカ(スペイン) 23/24リーグ成績:31試合2得点0アシスト 橋本拳人はFC東京在籍時に日本代表にも定着していた。クラブと代表での活躍が評価されると、2020/21シーズンの夏の移籍市場でロシアのロストフへと移籍して海外でのキャリアを歩み始める。 新天地で結果を残していた橋本だったが、ロシアのウクライナ侵攻に伴う情勢の変化の影響でロストフから離れる必要性が生まれて2022年3月にヴィッセル神戸へと期限付き移籍。およそ2年ぶりにJリーグ復帰を果たした。 7月となり欧州サッカーの移籍市場が開くと、ラ・リーガ2(スペイン2部相当)に所属していたウエスカへと移籍。1年間レギュラーとしてプレーした2022/23シーズン終了後にロストフからのローン移籍だったため一度は退団をするも、フリートランスファーとなり再びウエスカに加入。2023/24シーズンは背番号10を背負い、リーグ戦31試合に出場していた。 しかし、チームは17位に終わったことで昇格を逃し、橋本も契約延長オプションを行使することなく退団した。2024/25シーズン以降の去就が決まっていない中で、7月4日には久保建英とともに古巣のFC東京の練習に参加。今後の動向にも注目が集まっている。