コロナ陽性者の隔離期間短縮は「賛成」大阪・吉村知事会見8月24日(全文3)
まん延防止等重点措置の要請は考えられるのか
日本経済新聞:日経新聞の三宅です。あすの対策本部会議について、まずお伺いします。感染者数や病床使用率、高止まりしていますが、重点措置の要請は考えられるのでしょうか。 吉村:なんの措置の要請ですか。 日本経済新聞:あしたの対策本部会議で、念のためなんですけども、まん延防止等重点措置の要請は考えられるのでしょうか。 吉村:やりません。むしろ今、感染状況どうなってるかというと、7月の下旬ぐらいから右肩上がりの状況になっている、感染急拡大期にありました。またオミクロン株についても、いわゆる置き換わりが進んでいるという状況にもありました。ですので、これがどれだけ増えるのかというのも分からないと。専門家によってはもうすごい数になるというような予測もあるような中での対策というのをこの間、取ってきました。 ただ、今、現状を見ると、もちろん非常に高いところで維持はしていますけれども、右肩上がりの状況ではないと。また変異株の置き換わりも終わってると。そして例えば発熱者のSOSなんか見ると、7月の末ぐらいには1万2000件の受電があったんですけれども、今は3000件ぐらいになってます。陽性者数というところには直接はまだ反映されてませんが、やはり傾向とすれば、同じく例えば自宅待機SOSも7月の下旬ごろは1万件を超える、1万1000件とか、9000件とかありましたが、今はもう3000件とか4000件ぐらいになってると。これ見ると、陽性者数は高いところで止まってますけれども、あと変異株の置き換わりも進んでるということを見たときに、感染急拡大期ではもうないだろうというふうに思っています。
陽性者推移のポイントとなる時期は
ですので、ただ高いとこであって医療も逼迫も続いてる、ここについてどう対応するのかというとこだと思ってますから、何かさらにまん延防止措置を要請するとか、何か強い措置をお願いするというタイミングではないと思ってます。 日本経済新聞:その強い措置というのは、いわゆる行動制限、法に基づいた行動制限ってことですよね。 吉村:だからおっしゃるようなまん延防止等重点措置とかそういうことになるだろうと思ってます。 日本経済新聞:先ほど、今後の陽性者の推移を見たいというお話ありましたけども、ポイントとなる時期などあればお伺いしたいです。例えば来週からは学校なども始まると思いますし、そこら辺についてのお考えをお願いいたします。 吉村:はい。まず当然、学校が始まってきます。10代以下でやっぱり感染が広がりやすい。そして夏休みに入ってここだけがかくんと下がりましたから、やっぱりこれは学校が終わってかくんと下がったんだと思います。となると、学校が始まればここについては広がる可能性はあると思っています。なのでここについては学校が始まったあと、やはり10代で感染が広がりやすい環境になると思いますから、そこは注意しなければならないと思っています。 ただ全体のトレンドとして見たときに、先ほど申し上げた株の置き換わりであったり、あるいは発熱者SOSであったり、他地域の状況なんかも含めて見る限りは、全体のトレンドとすれば感染急拡大期ではないだろうというふうに思っています。 日本経済新聞:話変わりまして、全数把握の見直しの件なんですけども、今回、定点把握ではなく若年者も含めて全体の感染者数を把握するといったことになった、こういったことについての受け止めをお願いいたします。 男性:【************01:12:02】。 日本経済新聞:すいません。今回、全数把握の見直しが決まりましたけども、定点把握ではなく、若年者も含めてまだ感染者数全体を把握するということになった、こちらについての受け止めお願いします。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見8月24日 全文4に続く