豪快なシーフードプラッターが名物! 学芸大学にある注目の地中海イタリアン
1皿目にはミネラル感のある爽やかな白ワイン、2皿目にはフルーティーでタンニンのある白ワインと続いた。そして、しらすとカラスミのパスタには、シャルドネの白ワインをペアリング。「海の影響を受けたミネラル感のあるシャルドネです。1皿目は爽やかな白ワインでしたが、こちらはオイルとニンニクの利いたアーリオ・オーリオなので、ふくよかさのあるシャルドネを合わせました」と入江さん。オイルベースのパスタにリッチなシャルドネがマッチ。3皿それぞれに異なるタイプの白ワインが楽しめて満足感が高かった。
入江さんの「私が恋した自然派ワイン」
入江さんが恋したワインは、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのイメージを変えたヴァンダルという生産者のワイン。
「ソーヴィニヨン・ブランで有名なマールボロのワインは、どれも同じようなパッションフルーツや若草のような風味が感じられます。しかし、こちらは次世代の造り手が素性を明かさず、造ったイノベーションなワイン。爽やかさはありながら、しっかりとした果実味や酸味があります。これこそが本来のソーヴィニヨン・ブランの豊かさだと感じさせてくれたワインです。魚料理もしっかりと引き立ててくれる味なので、新感覚のソーヴィニヨン・ブランをぜひ味わってほしいと思います」
料理を引き立てるきれいなワインをラインアップ
シエソルでは、入江さんが試飲会に出かけて、インポーターと相談しながらワインが仕入れられている。もっとも注意しているのは、ワインの飲み頃。ネガティブな要素が出ないタイミングに気を使い、きれいな味わいのワインが選ばれている。また、ワインが主役ではなく、あくまでも料理を引き立てるワインが中心になっているのもポイント。フランスやイタリア、オセアニアなどのワインが選ばれている。グラスは5~7種類(890~1,500円)ボトルワインは70種類(3,900~20,000円)。