【表】「大阪都構想」住民投票の開票結果 反対票上回ったのは14区
政令指定都市の大阪市を廃止して4つの特別区に再編する、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問い、1日に否決された住民投票は、賛成67万5829票、反対69万2996票の1万7167票差だった。大阪市が発表した開票結果をみると、24区のうち賛成票が多かったのは10区。反対票が上回ったのは14区だった。 【中継録画】都構想「反対多数」 松井市長「2度目の敗北。まさに大阪市民の民意」(2020年11月1日)
今回の住民投票では大阪市24区のうち、賛成票が多かったのは淀川区、東淀川区、北区、都島区、福島区、城東区、鶴見区、中央区、西区、浪速区の10区。 反対票が多かったのは此花区、港区、西淀川区、東成区、旭区、大正区、住之江区、住吉区、西成区、天王寺区、生野区、阿倍野区、東住吉区、平野区の14区だった。
南部を中心とした14区で反対票が上回ったが、中でも反対がいちばん多かったのは平野区の5万2307票で、賛成(4万3930票)を8377票上回った。また、新たな天王寺区とされていた天王寺、生野、阿倍野、東住吉、平野の5区は、すべて反対票が上回っている。 2015年5月に行われた前回の住民投票でわずかに賛成票が多かった東成区は、今回の住民投票の中で唯一、前回と賛否が逆転した形となった。