BMWのラグジュアリー・クーペ、8シリーズが終焉 その最後を飾る特別仕様車が登場
クーペ、カブリオレ、グラン・クーペにそれぞれ設定
BMW6シリーズの実質的な後継車として、約20年ぶりに復活を果たした現行8シリーズは、7シリーズをベースとした大型ラグジュアリー・クーペ。「ダブル・バブル・ルーフ・ライン」を含めた適度にスポーティで優雅な雰囲気も漂うエクステリアが大きな魅力となっている。2ドア・クーペのほかに、オープン・ボディのカブリオレと4ドア・クーペのグラン・クーペも設定されている。 【写真】2024年6月で生産が終了したBMWのラグジュアリー・クーペ、8シリーズの最後を飾る特別仕様車、「ザ・ファイナル・エディション」の詳細画像をチェック ◆2024年6月末に生産を終了 しかし残念ながら、現行8シリーズは後継車が用意されぬまま、2024年6月末に生産を終了。それを締め括りとして今回設定されたのが特別仕様車の2ドア・クーペ「M850i xドライブ・クーペ・ザ・ファイナル・エディション」と、カブリオレの「M850i xドライブ・カブリオレ・ザ・ファイナル・エディション」、グラン・クーペの「M850i xドライブ・グラン・クーペ・ザ・ファイナル・エディション」が発売された。 ◆通常はオプションの豪華装備を装着 この特別仕様車には、通常はオプション設定となるMカーボン・ファイバー・トリム、Bowers&Wilkins(バウワース・アンド・ウィルキンス)ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム、Mアルカンターラ・ルーフ・ライニング、サンプロテクション・ガラス、ヒート・コンフォート・パッケージが標準装備されている。さらに、「The Final Edition」と書かれたバッジがセンター・コンソールに配置され、特別仕様車であることを主張している。 ボディ・カラーは、2ドア・クーペとカブリオレが「ミネラル・ホワイト」、「ブラック・サファイア」、「タンザナイト・ブルー」(24万円高)の3色、グラン・クーペは、「ミネラル・ホワイト」、「ブラック・サファイア」、「タンザナイト・ブルー」(24万円高)に加えて、「スカイスクレイパー・グレー」が用意されている。 ベースモデルは、サーキットで培われた技術や知見が盛り込まれ、走りが磨き挙げられたBMW M社の手による「Mパフォーマンス・モデル」となる「M850i xドライブ」。パワートレインは、ベースモデルのと同じ4.4リッターV型8気筒ガソリン・ターボで、最高出力530ps/5500rpm、最大トルク750Nm/1800-4600rpmというハイスペックを誇る。変速機は8段AT、駆動方式は、「xDrive」の名が示す通り4WDとなる。 価格は2ドア・クーペが1898万円。カブリオレが1968万円。グラン・クーペが1888万円となっている。納車は10月以降の見込みだ。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部