五輪アウト?!女子100m“全米新女王”リチャードソンが禁止薬物のマリファナ使用を認める衝撃告白「母の死…私も人間」
「これは一つの大会です。私は21歳で、とても若いのです。私にはまだたくさんの大会が残っていますし、私を後押ししてくれる才能もあります。なぜなら、私のすることはすべて私から自然に出てくるからです。決してステロイドは使っていません」 米国代表を勝ち取り、金メダル候補とされた記録は、筋肉増強剤などのパフォーマンス薬物を使ったものではないことを強調。自分には生まれ持った才能があるとの自信を見せた。 米国メディアの報道によると、米陸連が推薦し、米五輪委員会が認めた場合のみ、400メートルリレーで東京五輪に出場できる可能性がまだ残されているという。 この衝撃の告白に対して米ファンは同情を寄せネット上の声も好意的だ。インタビューの一部動画を掲載した「トゥデー・ショー」のツイッターアカウントには、リチャードソンをサポートするリプライに多くの「いいね」がついた。競技の公平性という視点から「マリファナはパフォーマンスを強化する薬物ではない。私はマリファナを違法薬物のリストから外すべきだと思います。あなたを応援していますよ」などというツイートも目立った。 米国では、条件付きだが19の州でマリファナの使用は合法、あるいは合法化される方向で、アンチドーピング機関の禁止薬物に記載されていても、ステロイドなどの使用での出場資格停止とは、米市民の反応が違うようだ。 またリチャードソンの処分解除を求めるオンライン署名も立ち上げられた。嘆願の声明文には「嗜好用マリファナはリチャードソン選手が米国オリンピック代表選考会に出場し、薬物検査で陽性を示したオレゴン州を含む19の州で合法とされています。さらに大麻はパフォーマンスを向上させる薬物ではなく、レース中にランナーをより不利な状況に追い込む可能性もあります。2021年のオリンピックに出場するという彼女の夢の実現を妨げられるべきではありません」と書かれていて、日本時間の3日午前4時までに早くも1万1000筆以上を集めている。 “米最速女王”リチャードソンの今後の動向に注目が集まる。