酒井宏樹が語った浦和レッズ移籍理由「自分にプレッシャーや責任感、緊張感をもたらしてくれるクラブを探した」
3年計画の最終年となる来シーズンのタイトル獲得を掲げ、現在進行形で進化を遂げている浦和に本職の右サイドバックとして、あるいは今シーズンから指揮を執るリカルド・ロドリゲス監督が4バックとの併用を見すえる3バックの右ストッパーや右ウイングバックとして、ヨーロッパでも十分に通用するトップレベルのまま加わる。 「噂では家族のことや人種差別とかいろいろと聞きましたけど、今回の移籍は単純に自分のなかで、いままでと同じように必ず成功させるという強い思いで決めました。こればかりは自分がプレーで(正しかったと)証明していくしかないと思っています」 初めて袖を通した赤いユニフォームに「(浦和に)加入したんだ、と実感しました」とはにかんだ酒井は、自分の色に染めていく新たな戦いを見すえて、まずはマルセイユでの最終シーズンで蓄積した疲労を取り除くためのつかの間のオフに入る。 (文責・藤江直人/スポーツライター)