新型コロナ専門家会議が会見(全文5)帰国者・訪日外国人からの感染は減少
ICTによるクラスター早期探知はどういうモデルか
毎日新聞:毎日新聞の【ハラダ 01:36:50】と申します。今の点に関連してお伺いしたいんですが、ICTを活用したクラスターの早期探知というの、これ、具体的にはどういうモデルであるんでしょうか。 武藤:いろんな方法があって、それ自体を議論し始めないといけない。できれば今の専門家のメンバーでは入ってない個人情報とか条例に詳しい方とかプライバシーの専門家とか、そういった方々と協議しながらやらないとまだ分からないというふうに思っています。 毎日新聞:分かりました。次に8ページに関して2点お伺いしたいんですが、この中では拡大警戒区域では10名以上の集会・イベント、そして感染確認地域では50人以上の集会・イベントの自粛、参加の控えを求めています。この10名、50人というのは、これは何か計算根拠といいましょうか、数字を導いた根拠がありましたら教えていただきたいんですが。 脇田:必ずしも計算による根拠というのはないわけですけども、諸外国の制限等を参考にしてこのような形に今、設定をしているということになります。 毎日新聞:もう1つが、感染確認地域での、定義的なところになるんですが、1週間前と比較して一定程度の増加幅に収まると。この一定程度というのは、これはどのように見たらいいでしょうか。 脇田:ここのところ、かなりいろいろここも議論がありまして、はっきり何倍以下、あるいは数字を出すかというような議論はあったんですけども、現時点では今日のこの提案では数字は出さないということで、今回、結論をしたところです。 毎日新聞:そうなると、都道府県でこれ判断することになると思うんですけれども、この一定程度の解釈が悩ましくて。 脇田:そこについては、やはり厚労省のクラスター対策班等にご相談をしていただくということで、助言をして、自治体のほうにも、判断の助けをしたいということを考えています。
帰国者からの感染は減っているのか
東京新聞:東京新聞の【モリ 01:39:23】といいます。最初のところで海外からの新たな【**** 01:39:26】ということについて関連でお伺いしたいんですけれども、第2波、3月の中旬以降というのは、この海外から帰ってきた方を原因としてかなり広がってきていたということを考えると、その部分の原因が断たれたということが言えるのか、それともそこから1.7の何乗かでもう感染が広がってしまっているので、そこの原因が断たれたという要素を持って指数関数的な立ち上がりが今後収まるとは言い切れないのか、その辺り何か要素があれば教えてください。 脇田:現在、私のほうから最初言いますけど、第2波、欧米の流行拡大によって、そこからの帰国者あるいは訪日外国人からの感染ということですけども、現在はかなり制限をされておりますので、もうかなり数は減ってきています。ただ、いまだに海外便は飛んでいますので、そういった方は、ただ、PCR検査もかなりやっていますので、かなりの程度、つかまっているということになる。ただ、そういった係留とか停留とか、それからPCR検査とかがされていない時期に入ってきた方も一定数いると。そこからの拡大をわれわれは懸念をしているということになります。西浦先生、何か追加があれば。 西浦:いえ、ありません。 【書き起こし】新型コロナ専門家会議が会見 全文6に続く