新型コロナ専門家会議が会見(全文5)帰国者・訪日外国人からの感染は減少
効果はあるということか
ニコニコ動画:たぶん効果はあるということですよね。 尾身:もちろん、これは。だけども今言ったように、実は脇田先生のところのFETPといって、これをトレーニングするプログラムが、Field Epidemiology Training 【Program 01:34:42】というのがもうずっとやってるんです、日本は。だけどこのFETPというプログラムで卒業した人は数が限りが、もうこれの人たちは全部、全員もうフィールドに出て活用しちゃってるんですね。ところがニーズはそれを倍、もう何倍かはちょっと私は分からないけども、そのぐらいあって、もう今あるリソース、人的な、あるいはもう全て、もう昼、夜、夜に日を継いで頑張ってもらってる。で、その人たちが疲弊してきている。 そこで、こういう強化は必要じゃないと、もうクラスターサーベイランスができなくなると、もうリンクは追えない。追えないというか、追うシステムがなくなるから。これは、さっき、医療体制も大事だし行動変容も大事だけれども、3本柱の1つですから。ここはぜひ、都道府県の知事さんなんかに、もうずいぶん認識していただいているんで、さらなる強力なサポートをお願いしたいと思いますね。 武藤:すいません、ちょっと一言いいですか。すいません、今いただいたご質問に関連して、全然ご質問がないのでちょっと言っとこうと思うんです。9ページにICTの利活用というのを入れました。こちらは、やっぱり今お話のあったアジアの国では非常にスマートにこういうデータを使ってアシストしてもらってるんですね。なので、これ今ちゃんと皆さん質問していただかないと、こんな話聞いてなかったとかあとで言われてしまうと非常に良くないので、しっかり検討を、透明性を保ってこの活用の意義を日本で考えないといけないと思っています。 ただ、やはりパーソナルデータの利用は知らなくていいことまで知り過ぎちゃうこともありますし、用途が無制限になる恐れとかいろんな心配事がある話ですので、しっかり丁寧に議論はしなくちゃいけない。でも急いでいるというのが現状ですので、その点ぜひご理解いただけたらというふうに思っております。