国葬「閣議決定を根拠として行いうる」松野官房長官会見7月22日(全文)
岸田総理はコロナ対策で関係閣僚とどんな議論を交わしたのか
NHK:NHKの古垣です。話題変わりまして、新型コロナ対策について伺います。岸田総理、先ほど関係閣僚と対応を協議しておりましたけれども、どのような議論を交わしたのか、濃厚接触者に求める待機期間の短縮など、今後の対策で確認したことについて伺います。 松野:直近の感染状況を踏まえ、感染拡大への対応を確実に進めていくための追加的な対応を取ることとしました。具体的には発熱外来の受診に代えて、抗原定性検査キットを活用することによる迅速・簡易な健康観察の体制の整備、感染症発生届の簡略化等による医療機関、保健所の負担軽減、濃厚接触者の待機期間について7日間から5日間に短縮をし、抗原定性検査キットで2日目と3日目に2回続けて陰性を確認した場合は、3日目に待機終了とするなどの追加的取り組みを行うこととしました。政府としては引き続き、感染状況や科学的知見などを収集しつつ、BA.5への置き換わりを見据え、社会経済活動をできる限り維持しながら、重症化リスクのある高齢者を守る対策に全力を挙げて取り組んでいく考えであります。
抗原検査キットを無料配布する狙いは
日本テレビ:関連で、日本テレビ、高柳です。発熱外来のある医療機関で希望者に抗原検査キットを無料で配布するということでしたが、その狙いと、いつからどのくらいの数の検査キットを配布するのか教えてください。 松野:新規感染者数の急増に伴い、発熱外来へのアクセスがしづらくなっているという声が聞かれます。このため、発熱外来の混雑を緩和しつつ、有症状者が必要な健康観察を受けられるようにするため、有症状者が発熱外来の受診に代えて、検査キットによる検査を受けられる体制を整備するよう、自治体に要請することとし、日本医師会にも協力を要請したところであります。配布する検査キットの数については、現場の必要に応じて対応するものであるため、お答えすることは困難でありますが、実施可能なところは今週末からでも実施できるよう、働き掛けてまいりたいと考えております。