こうのとり8号機ミッション完了 JAXA会見(全文1)3日午前11時過ぎに再突入
9月29日日曜日午前2時55分ごろに結合
こちらがそのときの運用管制室の様子です。通算8回目のミッション、それから私個人としては、この運用を管制室で、この場面に立ち会うのは3回目ですけれども、毎回新鮮な喜びで喜びもひとしおというところでした。 こちらがロボットアームでその後、ISSに結合したところの写真でございます。ISSのロボットアームでISSに結合というところで、日本時間で言うと明けまして9月29日日曜日午前2時55分ごろです。キャプチャーしてから約4時間半後になります。クルーの目線というか時間で言うと昼ごろキャプチャーをして夕方くらいにドッキングするような、そんな感覚です。 で、このあと「こうのとり」8号機へいよいよ搭乗クルーが入室しました。そのさらに前のスライドから2時間ぐらいして、結合したあと、結合部分、まだ真空になっていますので空気を入れて加圧するということですとか、空気循環装置を立ち上げたり、照明を立ち上げたりということを経まして、クルーが入室するということで、キャプチャーした日の、クルーでいうと寝る前には中に入ったというところで、クルーが楽しみにしている荷物も搭載されていますので、ようやくわれわれもほっと一息といったところです。
クルー入室から離脱まで約1カ月
キャプチャー、それからクルー入室から離脱まで約1カ月ぐらいございます。その間、輸送したカーゴをISSへ移設するというような運用になります。こちらの写真はISS用の新型バッテリーを搭載した曝露パレットをロボットアームで引き出して移設しているというところを捉えた写真でございます。この8号機係留中に搭載したバッテリーの一部、EVAによる交換も行われております。 こちらが8号機で届けられた船内の物資の生鮮食品を開封している様子ですね。新鮮な食品を届けているっていうのも、「こうのとり」で日本の新鮮な食品を届けているっていうのも特徴で、非常にクルーからも好評を受けているというふうに伺っています。全ておいしそうなんですけれども、意外なところで、この中でもタマネギが結構高い人気があるというふうに聞いていまして、全ておいしそうなんですけれども、結構、宇宙にずっといると単調になるのか、はっきりとした刺激が好まれるのかなというところで、タマネギの刺激っていうのも結構好まれるというふうに聞いています。 それからこちらがハッチを閉鎖している様子ですね。全てのカーゴを船外、船内ISSに無事に運び入れまして、結合のときと逆行するような手順でハッチを閉鎖して、離脱の準備を行いました。こちらがISSからの取り外しを行ったシーンでございます。ISSのロボットアームで宇宙ステーションから「こうのとり」を結合、分離して、外しているところですね。 そして所望の姿勢にHTV、「こうのとり」を、ロボットアームを操作して向けます。こちらがISSから分離するところの動画になります。こちらが「きぼう」、日本宇宙実験棟の曝露部に搭載されたハイビジョンカメラから撮った映像で、これ、いつ見てもCGみたいな形に見えるんですけど、これは本物。本物なんだよなというところで、種子島とか工場で見たそのままの宇宙船の様子が、宇宙にいるのを見て感慨もひとしおです。このような形でロボットアームからリリースされて、離脱運用が始まります。こちらですね。こちらもハイビジョンカメラで撮った映像になります。