片付けのプロが玄関や廊下に置かない、10のもの
廊下はどんな家にとっても大動脈といえるが、不要なものの行き場となり散らかってしまうことが多い場所でもある。 では、この廊下に何を置いてはいけないのだろうか?そこで、 イギリスのプロの整理整頓協会(APDO)と”こんまり”こと近藤麻理恵認定の「スパーク ジョイ」といった片付けのプロたちに、廊下がコートや靴、バッグなどで散らからないコツを聞いた。彼らのアドバイスは廊下を整理し、完璧な玄関周りをつくるのに役立つだろう。UK版「ハウスビューティフル」より
1. 用途のない家具
こんまり認定のコンサルタントであり、「ライフ・モア・オーガナイズド」の創設者でもあるスー・スペンサーの自宅の廊下は、バスケット付きの棚で整理整頓され、愛犬用のタオルを入れるバスケットさえ用意されている。 「もし自宅の廊下がかなり狭い場合は、思い切って廊下に家具を置かないこともきれいに整理する方法の一つです」と「レモン・アンド・ライム・インテリアズ」のエレイン・ペンホールは話す。 「郵便物を入れられる引き出し付きでなければ、コンソールテーブルですら置かないのがベストです。その代わりに、空間を上手く活用して収納できる、多機能型の家具を選びましょう。その際には狭い廊下に適した、スリムなものを選んでください」
2. 鍵
1日を終えて自宅に到着すると、車や自宅の鍵を適当に玄関エリアのどこかに置いてしまうだろう。しかしながら「カット・ザ・クラッター」の創設者でAPDOのボランティア・ディレクターのマリー・ベイトソンは 、決して鍵類を廊下に置きっぱなしにしないと話す。 「車やさまざまなドアの鍵は、空き巣に入られた際に泥棒が探しているものの一つです。廊下に置きっぱなしはやめましょう。しかしながら、火事などの緊急時にすぐに脱出できるように安全な場所を見つけて、1つだけ玄関周りに用意しておくのがいいでしょう」
3. 衣類をかけすぎたコートラック
一人暮らしをしている場合でも、大家族で賑やかな日常を送っている場合でも、コートやジャケットがワードローブに収納されずに、廊下に置きっぱなしにしてしまうことがあるだろう。 「必要なときにすぐに着られるように、数枚のコートだけを廊下のコートラックにかけるようにしましょう。フォーマルなデザインやオケージョン用のコート類は、寝室やワードローブ、もしくは戸棚があればそこに収納してください」とAPDOのメンバーであり、「タイディ・マインド」ディレクターのクレイグ・オアローは語る。 「オーガナイズド・ジョイ」のオーナー兼「スパーク・ジョイ」とAPDOのメンバーのタニヤ・サンヤルは、たった2着のジャケットだけを廊下に置いていると話す。 「玄関に適したワードローブがない限りは、多くのコートを置かないようにしましょう。散らかる原因になります。あまりピンと来ないかもしれませんが、片付けのプロの多くは廊下にフックが多すぎるのでは?という意見を持っています」 ベンホールはスタイリッシュなアンティーク調のフックが好みだというが、廊下ではなく部屋の別の場所へ飾ることを薦めている。 「美しいフックなのに、美しくはない物をかけられてしまうこともあるので廊下に置かないようにしましょう」