桐蔭学園、大分東明に逆転勝利で5年ぶり2度目の『夏の王者』。全国高校7人制ラグビー大会
【カップトーナメント】 ◆1回戦 國學院栃木 17-26 昌平 山梨学院 5-26 御所実業 佐賀工業 45-0 日本航空石川 明和県央 5-34 桐蔭学園 石見智翠館 40-14 松山聖陵 開志国際 7-33 早稲田実業 長崎北陽台 17-24 報徳学園 茗溪学園 5-33 大分東明
◆2回戦 昌平 15-19 御所実業 佐賀工業 17-26 桐蔭学園 石見智翠館 19-24 早稲田実業 報徳学園 14-33 大分東明
雨が降ったり止んだりの大会3日目は、各トーナメント準決勝、決勝などが行われた。カップトーナメントの準決勝1試合目では、桐蔭学園が御所実業に33-7で快勝し、2試合目は大分東明が27-12で早稲田実業を下し、初の決勝進出となった。
午後1:30から行われたカップトーナメント決勝。「(優勝した)九州大会から勝ち癖がついてきた」(横山陽介コーチ)という大分東明は、セブンズでも強さを見せて決勝に進出。その勢いのまま前半4分、川口慧大が左隅にトライを挙げて、5点を先制した。その後も、大分東明は攻め続けたが、桐蔭学園は粘りのディフェンスで得点を与えなかった。
後半、大分東明はボールを継続して、セニビツ・イリエサ(3年)、石川徠人(3年)とつないで再び川口がトライを挙げ、12-0とリードした。
しかし、予選プールの東福岡戦も2回戦の佐賀工業戦も逆転勝ちしていた桐蔭学園が、すばらしい集中力を見せる。5分、スクラムを起点にセブンズのキャプテン草薙拓海(3年)が抜けだし、オフロードパスを受けた古賀啓志(1年)が中央左にトライ。丹羽雄丸(3年)がゴールを決めて7-12と追い上げる。
残り1分、桐蔭学園はキックオフのボールをキープし、右サイドで西野誠一朗(3年)がオフロードパスを通して、草薙が回り込んで中央にトライ。丹羽がゴールを決めて14-12と逆転に成功。ラストプレーでも相手に得点を許さず、桐蔭学園が5年ぶり2度目となる夏のセブンズ王者に輝いた。カップトーナメントのMVPには桐蔭学園の草薙が選出された。