柔道男子のウルフ・アロン プロレスを「やりたい気持ちはある」 来年6月で引退予定 海外の団体も「オカダさんが行ったAEWとかもいいな」
2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストで、東京と今夏のパリ五輪で団体銀メダルのウルフ・アロンが16日に配信されたYouTube「永田裕志のゼァ!チャンネル」に出演。「ウルフ・アロン選手を新日本プロレスにスカウトしよう!」をテーマに新日本プロレスの永田とトークを展開し「ぶっちゃけ噂されてるプロレスどうなの?」と問われると「やりたい気持ちはありますね」と話した。 来年6月に柔道を引退すると表明しているウルフは、昔からプロレスをテレビで見ており、大学時代も土曜日深夜のワールドプロレスリングを毎週録画して後輩と2人で一緒に見ていたという。「オカダ・カズチカさんと内藤(哲也)さんが闘ってるのをずっと追っていた。ずっと3対3とかで負けてて、最後の最後に1・4でオカダさんが勝つ。レインメーカー1回じゃ、内藤さんが沈まなかったときですね」と思い出の一戦を挙げた。 自分を「人に見せるのがもともと好きなタイプ」と分析するウルフは「柔道を引退してすぐに指導者の道に進むというよりは、プロレスだけではないですけど、いろんな可能性を探しながら、もっともっと自分自身を見せていきたいなという気持ちがある。その上では、プロレスってすごくいいなと思いました」と思いを明かした。 職業としてのプロレスを「自分の生き方、考え方をもちろん言葉で話したり、SNSで発信したりもできるが、体で表現できることは限られてる。そういうことは好きなので一つの選択肢としてありかなと思う」とし、海外のプロレス団体についても「オカダさんが行ったAEWとかもいいなと思いますね。僕今英語を話せないッスよ。オカダさんは英語をしゃべれるんですか?」と逆質問。永田から「多少なりとも。しゃべってるもんね」と聞かされると「ある程度そういうのも勉強しなきゃいけないのかなというふうに思うので。そこをどうなのかと逆に聞きたかった」と答えた。 「日本でプロレスをやるんなら新日本がいいと思います」というウルフは「イメージ戦略も大事。なるんだったらどういう選手像をイメージしていくかを考えていかなきゃいけないと思う」とも。永田から「長期に渡って人生を省みながら自分の人生をつくっていける素晴らしい仕事。魅力的な職業」と勧められると「自分でやりながら自分をつくっていく。やりながら試しながら自分にしかできないスタイルを作れてたら、それが一番価値のあるもの」と応じた。 その上で「ちゃんとした話を一度してみたい。カメラのないところで」と入団交渉?を希望したウルフ。永田はウルフについて「すごい可能性がある選手。まずしゃべりが素晴らしい。リング上でのマイクアピールも必要になる。これだけ頭の回転が速い選手は、そこでお客さんをひきつけられる。なおかつオリンピックのメダリスト。プロレスに順応してリングの上で披露したら、とんでもない選手になる可能性大」と期待し「ぜひとも僕はうちに来てほしい。スカウトを担当してるんで」と新日本プロレス入りを勧誘した。