桐蔭学園、大分東明に逆転勝利で5年ぶり2度目の『夏の王者』。全国高校7人制ラグビー大会
オリンピックに向けた強化策の1つとして、11回目となる全国高校7人制ラグビー大会が、今年も長野・菅平高原にある、アンダーアーマー菅平サニアパークで、7月22日(月)~24日(水)に開催された。
全国の予選を勝ち抜いた47都道府県代表校と、昨年の優勝校である佐賀工業(佐賀)の48校が参加した。3チームずつ、16のプールで予選を行い、カップ(予選プール1位チーム)、プレート(2位チーム)、ボウル(3位チーム)の各トーナメント戦を行い、それぞれ勝者を決める。つまり、カップトーナメント優勝が夏の王者となる。
大会1日目は、A~Pのプールに分かれて2試合ずつ行われた。プールAは國學院栃木(栃木)、Bは昌平(埼玉)が危なげなく連勝、Cは初出場の山梨学院(山梨)、Dは御所実業(奈良)、Eはディフェンディングチャンピオンである佐賀工業(佐賀)、Gは明和県央(群馬)、最も注目されたHは、桐蔭学園(神奈川)が東福岡(福岡)、京都工学院(京都)を下してカップトーナメントに進出した。
さらにIプールは春の選抜大会準優勝の石見智翠館(島根)、Jは松山聖陵(愛媛)、Kは開志国際(新潟)、Lは早稲田実業(東京)、Mは長崎北陽台(長崎)、Nは一昨年の王者・報徳学園(兵庫)、Oは展開ラグビーが武器の茗渓学園(茨城)、Pは大分東明(大分)が、2勝してカップトーナメントに進出した。
なお、選抜とサニックスワールドユースで優勝していた、初出場の大阪桐蔭(大分)は、Pプールで大分東明に敗れて、3冠目達成はならずプレートトーナメントに進出した。
暑いくらいの天気だった菅平高原、大会2日目は各トーナメント1・2回戦が行われた。カップトーナメント1回戦では、昌平、御所実業、佐賀工業、桐蔭学園、石見智翠館、早稲田実業、報徳学園がそれぞれ勝利し、ベスト8に進出した。
2回戦では決勝に進出したことがある御所実業が昌平に、桐蔭学園が佐賀工業に競り勝った。早稲田実業は春の選抜準優勝の石見智翠館を、大分東明は一昨年の王者である報徳学園を下して、それぞれ初のベスト4に進出した。