これまで実家暮らしだった26歳女性です。年収350万円では「一人暮らし」できないでしょうか?
20代後半になり、これまで一度も実家を出ていない方の中で、年収350万円でも無理なく一人暮らししていけるか不安になる方もいるでしょう。 今回は一人暮らしをする際にかかる平均支出や、その内訳をまとめました。あわせて、引っ越し時に発生する費用の平均値や、どのくらい貯金があれば安心なのかについてもご紹介します。これから実家を出て一人暮らしを使用と考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。 ▼勤続20年でも年収は「280万円」貯蓄も「30万円」しかないのは少なすぎ!? 転職したほうが良いの?
一人暮らしにかかる平均支出は?
実家から出て一人暮らしをする場合、食費や住居費など、さまざまな支出が発生するようになります。総務省統計局から発表されている「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯で発生する月の平均支出は、16万7620円となっていました。 内訳としては食料費が最も多くの割合を占めており、4万6391円となります。次いで住居費の2万3815円となっていますが、賃貸の場合はより金額が高くなるかもしれません。 例えば東京都内の場合、家賃が安い地域でも5万円を超えるとされています。女性の場合は、安全面を考慮して、エリアや設備などにこだわる場合もあるでしょう。 そのため、平均よりも支出が多くなる可能性を加味しておく必要があると考えられます。年収350万円でボーナスを加味しない場合は、月収に換算すると約29万円となり、そこから税金や社会保険が引かれるはずです。その分を考慮したうえで、収入と支出のバランスを判断しましょう。
引っ越し時に発生する費用の平均値
引っ越しをする場合、基本的には引っ越し業者へ依頼することになると思います。その際は業者へ依頼する費用が発生し、移動距離や荷物の多さなどで金額が変動することを覚えておきましょう。なお、単身で引っ越しする場合の費用相場は、3万円~10万円程度のようです。 引っ越し費用は、時期によっても変動するとされています。転勤や入学の多い3月~4月は金額も高くなりやすいため、できるだけ避けることをおすすめします。