44歳・京町家暮らしの「台所」を使いやすくする工夫。水きりラックはカゴで代用
毎日のことだからこそ、気軽でわかりやすい収納を
それぞれに、理に適った収納法を取り入れている美濃羽さん。その使い勝手のよさは、見えるところだけではありません。収納棚の中も冷蔵庫の中も、なにがどこにあるのかがひと目でわかり、取り出しやすいように整えられています。しかも、どの整頓術も、すぐにまねしたくなるような、手軽なアイテムを活用したものばかり。 たとえば、冷蔵庫。半分だけ残ったタマネギやニンジンは、使いやすい大きさにカットして、透明の容器に入れています。 「中身が見えるので使い忘れもなくなりましたし、切っておくと、ぱっと使えて便利です」 品名や日付が必要なら、気軽に使えるふせんやマスキングテープを活用。袋類の収納にはブックエンドを使い、「下のほうが隠れてしまうことがないように」立てた状態で並べています。 細やかな収納術を実践している美濃羽さんですが、意外にも、「もともと片づけは苦手なタイプ」。 「苦手なところを直そう、がんばろう、という方向ではなく、“見えていないと忘れちゃう”とか、“ラベリングにこだわると続かない”とか、“自分のアカンところ”を受け入れたら、前向きになれました。それからですね、工夫するのが楽しくなっていったのは」
ESSEonline編集部