コンビニ駐車場の車内で缶チューハイ飲む男、不審に思った久留米大学生が110番…飲酒運転が発覚
飲酒運転の摘発に貢献したとして、福岡県警早良署は、同県久留米市の久留米大人間健康学部スポーツ医科学科3年、高倉季人さん(21)に感謝状を贈呈した。 【地図】久留米市の位置
高倉さんは、8月19日昼頃、アルバイトの帰りに友人2人と立ち寄った福岡市早良区のコンビニエンスストアで、駐車場に停車中の車内で缶チューハイを飲む男を見かけた。
「飲酒運転ではないか」と不審に思い、その場で110番。男の車のナンバーや車種などを伝えた。駆けつけた早良署員が男に職務質問し、飲酒運転が発覚。道交法違反(酒気帯び運転)容疑での逮捕につながった。
23日に同大で贈呈式があり、同署の桐原哲夫署長から感謝状が贈られた。
高倉さんは「初めて110番したが、緊張せずに対応できた。今後も不審に思ったら、遠慮なく通報しようと思う」と語った。桐原署長は「勇気と行動力のある通報で、悪質な運転者を道路交通の場からなくすことができ、ありがたく感じている」と話した。
同署によると、県内では9月末時点で、飲酒運転に関する通報が1625件あり、うち139件が摘発につながったという。