2024年春、カメムシ大発生で果樹に被害が!なぜ大発生?どうやって防ぐ?
「不快害虫」としてのカメムシ対策
カメムシは植物の吸汁とは関係なく人家に飛来して、集団で家の中で越冬したり、活動期に家のまわりに現れたりする。刺激すると悪臭を出し、家の中を飛び回るので、不快に感じる。植物の保護を目的としない不快害虫対策には、速効性と持続効果のあるモンフルオロトリン・シラフルオフェンエアゾール(カメムシアタッカーEX)などを直接カメムシに噴霧したり、侵入や越冬させたくない場所に噴霧して退治することができる。 *本記事は、『趣味の園芸』2024年11月号掲載 「徹底解説・2024年春 カメムシ大発生で果樹に被害が!なぜ大発生?どうやって防ぐ?」を一部抜粋したものです。本誌ではカメムシから果実を守る方法など、さらに詳しく解説しています。 《教えてくれた人》 草間祐輔(くさま・ゆうすけ) 千葉大学園芸学部非常勤講師 千葉大学園芸学部卒業。植物の病害虫防除に長く携わる。現在は大学、専門学校や講習会などで広く実践的な講義、指導を行う。著書に『NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビDo 病気と害虫を防ぐ』(NHK出版)ほか多数。