69歳女性、鮮やかな赤色の服に挑戦。大人こそ着るべき理由は、肌や表情を明るく見せてくれるから。グレーやカーキと合わせたらやわらかな印象に
人気スタイリスト、石田純子さんの連載『石田純子のおしゃれ塾』。大人の女性たちに向け、流行を取り入れつつ上品なおしゃれのポイントを指南します。今回は華やかな秋の装いについて。読者モデルの小島さん(69歳)は「秋の装いを華やかにする色を教えて」とのことですが――。 【写真】表情まで明るくしてくれる赤。最初の一歩なら、赤をアクセントに使った服を。面積が小さくても、華やかさは健在 * * * * * * * ◆秋の装いを華やかにする色を教えて お見合い結婚した夫は、当時自分の両親だけでなく叔父夫婦とも同居していました。 「いきなり義理の家族が4人!?」と衝撃を受けましたが、夫にひと目惚れした私は後に引けず……。 あれから四十数年、親と叔父夫婦4人を順に見送り、子どもが結婚し、夫も他界。 一人になったいま、私は韓国俳優のロウンさんに夢中です(笑)。 韓国を旅したり、国内のファンミーティングに参加したり、推し活を楽しんでいます。 ますます元気になれるよう、華やかな色を着てみたいです。
◆大人が選ぶポイントは、鮮やかさ。 肌がきれいに見えます 秋にぴったりの華やかな色、それは赤です。着てみたいけれど「真っ赤は派手だから」と、くすんだものを選んでいませんか? それでは年齢を重ねた肌をさらに暗く見せてしまいます。大人が選ぶべきは、鮮やかな赤。 日本人の肌色にとても合うので、表情まで明るく見せてくれるはずです。しかも赤は、大人の女性が着ると不思議と落ち着いて見えるもの。 勇気を出して挑戦してみましょう。最初の一歩なら、赤をアクセントに使った服を選ぶといいですね。面積が小さくても、赤の華やかさは健在です。
◆「コントラスト強すぎ」に注意! 柄物を入れることでやわらげて 赤と黒は相性がいいものの、コントラストがはっきりしすぎて、赤が強調されがちに。 それをやわらげるコツは柄物を入れることです。 写真のスカートは一見華やかですが、柄にグレーとピンクが入っているので、黒のジャケットと赤のインナーを中和する効果があります。
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