人は40代と60代に急激な老化に見舞われることがわかりました
40代と60代でそれぞれ大きな健康変化が起きる
今回、研究対象となった分子や微生物のうち、彼に伴って徐々に変化したものはごく一部で、わずか6.6%。それ以外の変化は劇的で広範囲に及ぶため、人の健康に大きな影響を与えることになります。 たとえば、40代ではカフェインやアルコールの代謝に関係する分子に変化が見られる傾向があり、60歳代では炭水化物の消化に関係する分子や腎機能、免疫系に関係する変化もみられました。また、どちらの年齢層でも心血管疾患の発症リスクに関連するマーカーに大きな変化があったのも特徴的です。 こうした変化がなぜこの年代で起こるのかについては、さらなる研究が必要です。ただ、スナイダー氏は「ライフスタイルの問題かもしれない」と話しています。また、同氏は「年齢の節目を迎える前に、健康なうちに自分の体をケアし、来るべき事態に備えることが大事」とアドバイスしました。
若いうちから健康習慣をつけておこう!
「年齢なんてただの数字だから気にしない」というマインドも必要ですが、腸に住む小さな生き物や血液中の分子は、そうは思ってくれないかもしれません。ランニングマシンに挑戦したり、ハンバーガーをサラダに変えたり、瞑想をしてみたり…今からできることはじめておけば、数年後の自分に心から感謝されるかもしれませんね!
R.Mitsubori