小池都知事が記者会見10月9日(全文1)台風に備えハザードマップ確認を
コロナ検証グループ、知事の話が聞けなかったそうだが
共同通信:それでは幹事社から本日2点お伺いしたいと思います。まず最初なんですけれども、新型コロナの関係で昨日、首相に提出された対応の検証に関する報告書の関係でお伺いしたいと思います。検証グループの方々が知事から話を聞けなかったということだったんですけれども、まずはこの理由についてご説明いただきたいと思います。 国内でコロナの感染が広がり始めた3月から4月ぐらいの時期にかけては、ウイルスの性質などが正確に分からずに何が正解か分からない中で、トップとして政策決定を下す困難はあったかと思うんですけれども、あとから結果的に批判が出た事柄だったとしても、知事がその時点で最善だと考えた個々の判断については、可能な限り記録として残して第三者の視点から検証を受けることが、将来同じようなことが起きたときの教訓になろうかと思います。 当時は国と都の間で休業要請の在り方なんかをはじめとして見解の相違なんかもあったと思うんですけれども、国には国の立場がありますし、都には都の立場があって、知事がこの問題に関して全国的に注目を集めた1人であったからこそ、今回の機会にそうした場面なんかを含めて、ご自身の考えをお伝えになったほうが良かったのではないかというふうに思うんですけれども、今後、仮に追加の聞き取りの機会なんかがあった場合に応じられるかどうかも含めて、この点のご見解をお伺いしたいと思います。 小池:いろいろ質問の中にご意見が入っていたかと思いますが、日程が合わなかったというのが1つです。それから、それらについては今も検証をするどころか、ing形でありまして、日々それら、いろいろな試行錯誤もあるでしょうが、現在も続いているところであります。またご要請があればお応えしたいと思います。ちなみにファクトについてはこちらからお伝えをしております。
コロナによる情勢変化のIR誘致判断への影響は
共同通信:次に、統合型リゾート施設IRの関係でお伺いしたいと思います。政府が来年1月に開始予定だった自治体からの申請受け付けを延期する方針と報じられておりますけれども、知事はこれまでメリットとデメリットの両面を踏まえて総合的な検討をしていく考えを繰り返し示されておられるわけなんですけれども、コロナによって将来的な訪日客の動向であったり、国内の人の動きがどうなるか見通しが不透明となっていて、さらに海外のIR事業者の業績悪化も伝えられている中で、こうした新たな要素が都の誘致判断に当たってどう影響していくかと、この辺りをお伺いしたいと思います。 小池:IRについては今ご質問にありましたように、メリット、デメリット両面がございます。総合的な検討を進めているところであります。国の整備計画の提出期限が1年程度延期する検討に入ったという報道については存じ上げておりますけども、その内容については十分まだ承知いたしておりません。国の方針が公表されれば内容を確認してまいりたいと考えております。 共同通信:分かりました。では各社からの質問に移りたいと思います。各社、質問がある方は挙手の上、知事からの指名を受けた上で所属と氏名を述べてから質問をしてください。それではよろしくお願いします。 【書き起こし】小池都知事が記者会見10月9日 全文2に続く