【プロカメラマン】が大量画像で記録!「練馬駐屯地創立記念イベント」をレポート!テロ、薬物、暴動への対応が新鮮!
ラッキーな人は、ヘリへの搭乗も!
そうした撮影をしていると声をかけられ、振り向くと師団や陸幕主催の写真コンテストでよく上位に入る腕利き広報隊員氏が機材をたっぷり担いでこちらを見ていました。普段彼は「34連隊」(静岡県御殿場の板妻駐屯地に駐屯)にいるため、なかなか会えないので非常に嬉しい。この練馬や朝霞駐屯地、大宮駐屯地の「32連隊」にもかなりの腕利きがいます。残念ながら大宮の隊員には会ったことがありませんが。 写真好きという共通点があると話は弾むもので、同じカメラを使っていることもあって、ミニSLの近くで少しの間、カメラ談義で盛り上がりました。 記念行事のスペシャルとして、抽選に当たったラッキーな人たちは屋上から発着するへり(UH-1J)に搭乗して周辺を体験飛行。グラウンドからの発着ではなく、普段なら特別なときしか入れない場所に入れていただき、発着の様子を見学。 乗機の前後はローターの風はそうでもないのだけど、離着陸の際にローターが揚力をかけるときの風は、近くにいるとなかなか強い。慣れないと手ブレしそうです。パワーと重さのある2ローターの輸送ヘリCH-47の下で作業する人たちはさぞや大変だろうとしみじみ。 ヘリの発着シーンを押さえたあとは、74式戦車が鎮座する駐屯地入口近くの資料館にうかがい、最近の展示を見学。陸軍時代の資料や昔の武器なども展示されている資料館には、年々レベルアップしている広報写真の上位入賞作品も展示されていました。 内容の濃い、良い一日になりました! ■体験試乗でUH-1Jに搭乗する幸運な来客の皆さん。広報のカメラさんや私は、ローターの風圧を存分に感じながら飛んでいくヘリを見上げるのでした。 ■不朽の名作74式戦車と、戦後米軍から貸与されたM24軽戦車が今も展示されている資料館の入り口。 ■資料館には貴重な陸軍時代の銃や資料が残されている。全国に展開する陸上自衛隊の編成も、壁面に分かりやすく掲示されている。 ■昨年分の師団広報写真コンテストで上位に入った作品の数々。機材の制約や危険度の高さにより撮れる現場の制約の多い中、自分たちも普段は訓練に参加する広報マン&WACの作品群には日々の努力が滲んでいます。 レポート&撮影●小見哲彦 取材協力●陸上自衛隊 第1師団
プロフィール●小見哲彦
無類のバイク好きカメラマン。 大手通信社や新聞社の報道ライダーとしてバイク漬けになった後、写真総合会社にて修行、一流ファッションカメラマン、商品撮影エキスパートのアシスタントを経て独立。神奈川二科展、コダック・スタジオフォトコンテスト等に入選。大手企業の商品広告撮影をしつつも、国内/国外問わず大好きなバイクを撮るように。月刊『モーターサイクリスト』誌ほか多数のバイク雑誌にて撮影。防衛関係の公的機関から、年間写真コンテストの審査員と広報担当人員への写真教育指導を2021年より依頼されている。