【プロカメラマン】が大量画像で記録!「練馬駐屯地創立記念イベント」をレポート!テロ、薬物、暴動への対応が新鮮!
新しい動きとしてテロ対策の装備、演習も!
今回の展示では守りの形が、首都圏のテロや科学防護隊への対応を重視した方向を感じさせてくれる雰囲気もありました。昨今の状況を考えて、威力の大きな砲撃の戦い以上に、テロや薬物など不正規戦?への対応に力を入れているようなデモンストレーションが印象的でした。 ヘリからの降下や複数の装備輪と普通科連隊による、テロ・暴動を想定した相手への反撃で、ブルドーザーや鉄条網も使った演習は新鮮です。 偵察部隊のバイクでは、複数台が走行途中にブレーキターンから降車、倒したバイクを遮蔽物として小銃で反撃し、対処後に全員アクセルターンで立ち去るという一連の流れを披露。バイクの車体片側に身を隠して走る忍者ライディング?も一般席近くで見せてくれました。以前の「第1偵察」は現在は第1偵察戦闘大隊となっており、装輪車両や軽機動車との連携にもいっそう練度を上げているように思われました。頼もしいですね。 ■UH-1ヘリからの降下で前進を試みるレンジャー隊員たち。 ■デモの暴徒や敵の侵入を防ぐ措置で鉄条網や障害物を展開するシーン。運搬のブルドーザーは装輪式バケットローダーで履帯ではなく装輪タイプ。 ■知る人ぞ知る、第34普通科連隊キャラの「イタヅマン」。武装?たっぷり&サービス精神も素晴らしいですね。 ■観客席からは体がほとんど見えないように疾走する偵察部隊員の忍者ライディング。膝と太腿に負担のかかる乗り方だが通常の乗車姿勢に比べ被弾しにくい利点は大きい。 ■走行状態からリヤをロックさせてブレーキターン、そのまま車体を横倒しに! ■チーム体制で観測班と射撃班に別れ、こちらは小銃で射撃に備える。 ■状況の終了を確認するや、一斉にアクセルターンで車体の向き変えと引き起こしを同時に行い、撤退にかかる隊員たち。 ■大勢の観客の前でデモを終え、表情にほっとした雰囲気が。
災害救助の現場で活躍する装備、食事も体験……したかった
一方、ソフトな面としては、令和6年能登半島地震への災害派遣で活躍した野外入浴セット2型による足湯体験、今やニュースなどで知る人が増えた野外炊具2号を使ったカレーの体験喫食が、子供さん連れの来場者に大好評。 抽選と申し込みでカレーが楽しめるという設定であったため、筆者は指をくわえてシャッターを切りまくるのみであったが、公平を期するためそれは仕方なし(筆者の昼食は、あとで司令部内のコンビニでオニギリを買って休憩時に木陰でのんびり)。 また、駐屯地やや奥にある第1連隊敷地では偽装網の展示やミニ機関車に乗れるイベントスペースが設けられ、桜舞う好天の下、家族連れから若い女性たちまで、来場者は和やかな試乗を楽しんでいる様子も印象的でした。 ■一般の方々にもすでに有名になりつつある、野外入浴セット2型も展開。足湯の体験入浴は大好評だった。 ■野外炊具2号(推定)の調整を行う隊員。かまどが独立した2号(改)も存在するので、現場の状況によりセッティングが変わる気配も。 ■カレーの体験喫食には来客の列。良い匂いがしていて、朗らかなWAC(女性隊員)に事前に配られたチケットを渡す人たちを羨ましく思いながらシャッターを切る。 ■敷地のやや奥ではミニSLに乗れる会場も賑わう。(プライバシー保護のため画像処理をしています)