運動に栄養士おすすめの食べ物をプラスして効果倍増!プロテインばかりに頼るのはNG
ボディメイクや健康維持のために、スポーツジムに通ったり、ヨガやピラティス、ランニングなどをしている人、必見! せっかくトレーニングをしても思うような効果が出ていないのは、もしかしたら食事やサプリのせいかもしれない。管理栄養士の篠原絵里佳さんが、運動をする人が摂るべき食事の量や内容を解説。多くの人が信じているアノ間違った説も正します。 【写真】モデルが冷蔵庫に常備する6つの食材
摂取エネルギー不足で運動を続けると、こんな悲劇が!
1日の消費エネルギー=1日の摂取エネルギー(カロリー)。当然のことだが、運動すると消費するエネルギー量が増えるため、必要となるエネルギーも増える。 摂取するカロリーを増やさずに運動を続けるとエネルギー不足になり、エネルギーを消費せずに溜め込むようになる。少ないエネルギーでも生きていけるよう、筋肉量を減らして、代謝を落とすことに。代謝が落ちると、ちょっと食べただけでも太りやすくなってしまう。また、疲れやすくなったり、疲れが取れにくかったり、貧血や肌荒れを起こしたりと、エネルギー不足で不調を招く結果に。女性の場合は、エネルギー不足が続くと、無月経を招く一因になる。摂るべき食事の量や栄養素は後半でチェックして。
「ダイエットしたいから糖質オフで運動」はNG
炭水化物(糖質)が無ければ、脂肪を減らすことはできません! 炭水化物(糖質)は健康的な生活を送る上でも、ダイエット中でも、運動をする人にとっても、とても重要な栄養素。なぜなら炭水化物(主食)が不足すると、たんぱく質が働くことができなくなり、筋肉量が低下したり、貧血や肌荒れ、免疫力も低下し、風邪をひきやすくなるなど、さまざまな不調を招きやすくなる。体脂肪を燃焼させるためにも炭水化物(糖質)が必要。 炭水化物オフは、どんなに運動をして、たんぱく質(プロテイン)を摂っていても、筋肉が付かず、むしろ減ってしまうことにもなる。 ちなみに、ご飯やパンなどの穀類やフルーツは、糖質だけでなく、たんぱく質やビタミン・ミネラル、食物繊維なども一緒に含んでいる食品のため、良質な糖質。甘い飲料や菓子類などは、甘いだけの食べ物のため、太りやすい。心の栄養として、少量に留めることが大切。 ※炭水化物とは、糖質+食物繊維のこと。