立憲代表選4候補が討論会ー神奈川(全文3)原発に依存せずにカーボンニュートラル実現を
環境問題についてどう考えているのか
A:すいません、ありがとうございます。持続可能な社会っていうワードが出てきたと思うんですけれども、私、前回、この間の選挙で本当に不思議だったんですけど、環境問題についてのお話が全然どこの党もないんですね。私にとっては最重要課題なんです。子供を生むとかそういったことも、環境のことを考えないととても考えられないと思ってます。もう私は孫のいる世代ですけれども、その子供たちのことも考えて、環境問題についてどういったお考えがあるのかお聞かせください。 司会:ありがとうございます。それでは泉候補からお願いします。 泉:ありがとうございます。立憲民主党は環境問題には本当に熱心に取り組んできた仲間がたくさんおります。私も古くでいうと学生時代から環境問題、取り組んできていて、ちょうど京都でCOP3、地球温暖化防止京都会議があったときに、私はその気候フォーラムというNGOの中で働いてたというか、仕事をしていたというか、イベントだとかも担当してましたんで、ずっと地球温暖化防止対策にも取り組んできたわけですけれども、やはり今、立憲民主党としては、菅総理が宣言する前からもうカーボンニュートラルを目指して、やはり地球に負担を掛けない、地球に負担を掛ければわれわれの生きていく環境がやはり失われるということがもう大前提なわけですから、平均気温を1.5度上げないようにするためにも、全力を尽くしてわれわれはエネルギー転換を図っていかなければいけないと思っています。
原発に依存しない形を追求していく
やはり自民党との大きな違いというのは、同じカーボンニュートラルを訴えていても、原発に依存しない形をわれわれは追求していくということも併せて言っています。世界的には確かに原発はCO2を発生させないということをむしろ言う風潮もありますけれども、やはり日本としては福島の大きな原発の事故を受けて、やはり原発のない形での、これもまた世界でいえば新しいというか、最先端のエネルギー転換を図っていくという道をわれわれは歩み始めているというふうに思っています。 2030年の段階で、なんとか今ある石炭火力についてはほぼなくなるという状態に持っていきたいと。ただ、どうしても新たなエネルギー、洋上風力ですとか、あるいはソーラーパネルですとか、できるだけ増やしていきたいと思ってるんですが、2030年の段階ではまだ、完全にニュートラルにまでいくことはできませんので、当面は、われわれは原子力ではなくLNGを使いながら、できる限り二酸化炭素の排出を抑える形でこの環境政策というか、わが日本の政府としての世界よりも強力に温暖化対策を進める役割というのを、やはり進めていきたいと、このように思っております。ありがとうございます。 司会:ありがとうございます。それでは西村候補、お願いいたします。 西村:まず環境問題といいますと、おそらくは気候変動の問題かというふうにも思いますし、また、今、持続可能なエネルギー問題ということもあろうかというふうに思います。私は原発に依存しない状態で、2050年までのカーボンニュートラルを再生可能エネルギーを使って実現を目指していきたいと考えています。 やはり、経済成長が少し頭打ちと申しましょうか、日本が世界の再生可能エネルギーの波に今、少し取り残されているような状況で、産業界も変わっていかなければいけないところだとは思うんですけれども、この時代、やはり右肩上がりではなくて、1人1人の方が深く自分の内面に目を向けるようになったから環境問題がクローズアップされてきたのかなというふうにも考えています。若い世代のこの気候変動に対する関心はものすごい高いものがあって、ぜひそういった若い人たちと持続可能な地球をみんなでシェアする、共有する、この考え方で進んでいきたいと考えています。 もちろん農林水産業の多面的機能にも着目をして、新規就農なども支援するということもやっていきたいとは思いますが、やはり今、この状況の中で、物質的な豊かさだけじゃないという中で、この気候変動の問題が注目されるようになってきているというふうに思いますので、しっかりとそこは取り組んでいきたいと考えています。ありがとうございます。