【勝利の裏で】“お疲れ”だった?トランプ氏 「朝からゴルフ?」「悪口の封印?」規格外のワケ #記者たちが語る
橋本記者 「スイートさんは、議事堂を襲撃したことを“自分の誇り”だと話しているんです。全く後悔はしておらず、『またいつでもやるんだ』とも話していて、実際、今年の大統領選挙でもし仮にトランプ氏が敗れるとすれば、またアメリカで何か起こるんじゃないか…。そんな恐怖さえ感じました」 近野デスク 「本当にスイートさんの語り口、話しぶりに迷いがなかったっていうのが、私も非常に印象に残ってます。日本でも中高年の一部でネットの偏った議論や、偏った意見に強く影響を受けて家族が困惑するという例も聞きます。こういう“陰謀論”であったり、ちょっとかなり過激な論を信じる岩盤支持層であったりというのが、トランプ氏の強さの1つの元になっている」
■スーパーチューズデー 意外にも「元気がない?」
岩盤支持層が持つ熱量の高さについては、集会に足を運んだ山崎支局長も印象に残っているという。集会の始まる何時間も前からできる行列。赤い帽子をかぶって、トランプグッズを身につけて…。トランプ氏への強い支持を表していた。 山崎支局長 「集会が始まって、トランプ氏の演説が始まると、さらに会場が熱狂的な雰囲気になるんです。トランプ氏は、エリート層など既得権層に闘うという姿勢をアピールします。一般の支持者の現状への不満というのをうまくすくい上げて、不満や不安を煽って、非常に演説を盛り上げる。そして、そこからバイデン政権の批判につなげていく。非常に演説が巧みだと感じました」 「スーパーチューズデーの当日、トランプ氏の自宅・マールアラーゴで行われた集会を取材しました。夜7時過ぎから支持者が集まってきて、立食パーティーでもびっしりと会場を埋め尽くすぐらい人が入っていました。 トランプコールだとか、USAコールが上がるといった状況が何時間も続き、ようやく満を持してトランプ氏が出てきたのは夜10時すぎで、3時間以上経過した段階でした」 「トランプ氏はここでどういう演説をするのか、非常に注目だったんですけれども、この日は予想に反して…、私も非常に意外だったんですけれども、普段と違って落ち着いた様子で、むしろ元気がないような様子だったというのが率直な印象でした」