小柄な71歳女性が流行ファッションに挑戦!スラリと見えるポイントを人気スタイリストが指南
人気スタイリスト、石田純子さんの連載『石田純子のおしゃれ塾』。大人の女性たちに向け、流行を取り入れつつ上品なおしゃれのポイントを指南します。今回は小柄でも着こなせる洋服について。読者モデルの畑中さん(71歳)は「8年前大病を経験したのち仕事に復帰。まだまだ元気でいるために、流行の服にも挑戦したい、小柄でも着こなせる洋服が知りたい」とのことですが――。 【写真】ロングカーディガンをスラリとした印象に仕上げる方法。インナーの色を合わせ、同系色のストールで… * * * * * * * ◆小柄でも着こなせる洋服が知りたい 「江戸芸かっぽれ」って知っていますか? 「かっぽれ、かっぽれ」という軽快な掛け声とともに踊る伝統芸能で、私はそのインストラクターをしています。 8年ほど前に胃がんが見つかり、手術をしたとき、「仕事はもう無理かな」とも思ったのですが、生徒さんたちに支えられ、今も続けられているんです。 まだまだ元気でいるために、流行の服にも挑戦したい。 でも小柄だからか、ワイドパンツやロングカーディガンがうまく着こなせません。
◆ビッグサイズに負けないよう 上下どちらかは小さく締める 最近は「ワイドパンツにロングカーディガンを合わせる」など、上下ともにボリュームのある組み合わせが流行しています。 ただ小柄さんの場合は、その着こなしだと重心が下がって見えてしまいます。 上か下を小さくまとめ、視線を上に持っていく工夫をしましょう。 トップスにボリュームがある場合、パンツはすそが細いテーパードタイプを(写真)。 カーディガンとインナーの色を合わせ、同系色のストールを巻くことで視線が上に向かい、スラリとした印象になります。
◆トップスに「X」のラインで スタイルよく パンツにボリュームがある場合は、トップスを小さめに。 写真は、カーディガンのボタンを2つだけとめて「X」のラインをつくることで、ウエスト位置が高く感じられる効果が。 ワイドパンツを選ぶなら、中途半端な長さではなく、靴が見え隠れするくらいの丈がかっこよく見えます。靴を厚底にすると脚長効果もプラス。 デザインは、少し遊び心があるものがおすすめです。
◆ボリュームありすぎが苦手なら すそを絞れるものをチョイス たっぷりの分量があるタイプなら、ロングスカート感覚で着られます。 「ボリュームがありすぎるのは苦手」という方は、すそを絞れるもの(写真)を。 上着は腰が隠れる程度の長さのものを選ぶとバランスがいいですね。 ◆◆読者モデル・畑中さん変身後のコメント 実は今回、息子が「結婚50周年の記念に」と応募してくれたのです。洋服とメイクで別人のように変身し、楽しませてもらいました。夫や息子に見てもらうのが楽しみです ※記事内の商品価格はすべて税込です ※商品によっては在庫がなく、ご用意できない場合もあります (撮影=中村彰男)
石田純子
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