「サンクスギビングデー」を含め、驚きの福利厚生が10種以上。IT教育会社の社長秘書の仕事とは
挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回は、IT教育やDX推進支援を行うインターネット・アカデミーで社長秘書として働く佐藤雪乃さん。
「入社してから試行錯誤の連続」
大学卒業後、英会話教室で働いていた佐藤さんがインターネット・アカデミーに入社したのは約2年前。社長秘書としてだった。 「秘書の仕事は社長のスケジュールや経費などの管理業務が主ですね。それに加えて、社員の勤怠管理、社長発案の福利厚生の企画を動かしたりしています」 社長発案の福利厚生とはどのようなものなのだろうか。 「例えば『サンクスギビングデー』は各社員に誰か1人、 大事な人を登録してもらって、その方のお誕生日や記念日などに会社からギフトを贈る、というものです。ご両親やパートナー、なかにはペットの誕生日を設定している人もいます。ちなみにその日は有給も取得できます」 当日にはギフトと社長直筆の手紙が届く。 「その社員がこんな風に活躍していますとか、貢献してくれています、という社長からのメッセージが書かれているので特に親御さんにはとても喜ばれていると聞いています」 「サンクスギビングデー」を含め福利厚生は10種類以上。それらの運用方法を決めているのが佐藤さんだ。それだけに止まらず、社員の業務効率化にも一役買っている。 「社員の皆さんが仕事に集中できるように、事務作業など簡略化できる部分は新しいサービスやツールを社長に提案して積極的に導入しています」 社長秘書としての仕事から従業員への福利厚生、業務効率化までと八面六臂の活躍だが、これまでのキャリアでそういった経験はなかったという。 「秘書の仕事も、自分で何かを企画・提案したりすることも初めてでした。今の会社に入社してから経験することばかりで、試行錯誤の連続。周りからは冷静に見えると言われるんですが、『あれもしなきゃ、これもしなきゃ!』と内心はすごく焦っています(笑)。とても大変ですが、『意外と自分は企画・運営もできるんだ、好きなんだ』という気づきもありました。これからも社長秘書としてはもちろん、従業員の皆さんが働きやすくなるようにサポートしていきたいです」
佐藤さんへのQ&A
Q1.特技や自慢できることはありますか? ――クラシックバレエを20年以上習っていました。今でもスタジオを借りて踊ることもあります Q2.私、こう見えて○○なんです ――涙腺が弱い。映画でもすぐ泣いてしまいます Q3.寝る前に必ずすることは? ――ストレッチ Q4.座右の銘を教えてください ――「置かれた場所で咲きなさい」 Q5.あなたにとって仕事とは? ――できることを発見したり、広げていくこと。自分のスキル面でも会社にとってもです
TEXT=ゲーテ編集部 PHOTOGRAPH=野﨑慧嗣