大阪府・吉村知事が定例会見6月30日(全文3)7月11日の前に本部会議で判断したい
できるだけフルオープンに
でもこれはどこかがやらないと、たぶん誰もやらないということになると思いますので、まずは大阪府でやろうというふうに思います。これはやればやったで、その中身についてまた皆さんにさまざま批判も受けることになるでしょうし、どう結果が生じるかが分からない世界ですから、結果振り返ったあとに、あれやっぱり間違ってたやんかと言われる可能性も十分あり得るので、普通はなかなかそういったことに、批判される可能性のあるもんをやるよりは黙って下向いておくほうが楽ですから、そうなることになると思うんですけど、僕自身は、それは違うんじゃないかと思っているのでロードマップを作っていこうということです。 ただ、正解がない以上、途中のプロセスを重視したい。できるだけフルオープンにして、いろんな人の意見を聞いて、こう決めたんですっていうのを分かるようにしていきたいというふうに思っています。国にも提言していきます。すぐは無理ですよ、自分らがまだ作ってないですから。 朝日放送テレビ:大阪府が作ったあとに国が作った場合は、そちらに、国のほうに従うということですか。 吉村:そうですね。そちらに、より精巧なものができれば、そちらのほうに、別に分ける必要はないと思うので、入っていくことも十分あり得るし、そうしたらいいんじゃないかというふうに思っています。そこに本当にどれだけ踏み込んで作ってくれるかどうかについては、要望はしていきますけれども、簡単ではないんだろうというふうに思っています。 司会:よろしいですか。そしたら次の方お願いします。じゃあ前。
高齢者の接種率にどれぐらい配慮していきたいか
産経新聞:産経新聞の尾崎です。ちょっと私からもロードマップについて伺いたいんですが、先ほどちょっと出てきました経団連の提言のところで、経団連のロードマップだと、高齢者の接種率とか、あと政府の接種目標に合わせて具体的な時期を明示しながら、ロードマップについてもちょっと踏み込んだ提言をされてたんですけど、その辺り、高齢者の接種という部分とかは、今後、ロードマップをさらに成案化していく中で、現在では高齢者接種というよりは、全体の接種だと思うんですけど、その辺り、高齢者の接種率っていう部分は、どれぐらい配慮していきたいとか、現時点での知事のお考えとしてどう考えていらっしゃいますか。 吉村:高齢者の接種は7月末にほぼ終了すると思います。希望されている方について。なので今回、先ほど申し上げた集中警戒期間に7月をした上で、8月1日から適用するロードマップを作りたいと思ってますので、その時点ではほぼ高齢者については接種は希望する方は終了しているのではないかと思っています。 今日、健康医療部からいろんなシミュレーションが出ました。その中でも高齢者の接種が、希望者が終わっているというようなものを前提にしたシミュレーション、その場合、そうじゃない場合、いろいろ出ましたから、その中で高齢者が接種を終了したのちの、いわゆるロードマップになるんだろうと思います。そのときに、どのぐらい重症者が出るか出ないかっていうのはちょっと分からないので、高齢者の重症者は少なくなるはずなんです。広がっていっていますから。ただ、じゃあそれはどのぐらい少なくなるか、まだ未知数のところがあるので、ここは実数も見ながら最終判断をしていきたいと思っています。